ＩＲセミナー　4186東京応化工業　半導体用フォトレジスト　☆☆★

半導体用フォトレジストでは世界トップ。ここの製品がないと半導体製造はえらいことになるという企業。競合企業は国内のＪＳＲとか信越化学などになります。
既に複数回、話を聞いたことがあります。継続的に個人向けＩＲセミナーを実施してくれるのは好印象です。

株価はこちら。上場来高値圏にあります。売上、利益とも着実に伸ばしており、これでＰＥＲは15倍程度、配当利回りは2％。

大阪有機化学工業もフォトレジスト関係の材料で高いシェアがありますが、競合ではなくてここは取引先、納入先になります。大阪有機化学工業のアクリル酸エステル関係の材料をフォトレジストの製品に使うということでしょう。扶桑化学工業のクロコダイルシリカがフジミインコーポレーテッドの研磨剤に使われるのと同様かと。

装置事業の方は他社に譲渡し、但し資本関係をもってアライアンスの形でのつながりは継続するという形。これはこれでよいという印象。

ここはもうこの事業の独自性とか成長性を評価するかどうかということで、別に極端な割高感があるわけでもないですしＰＦに組み入れてもよい銘柄。

興味のある方はこちらの説明会資料も見ておくと参考になるかと思います。

ただ、株価が7,000円台後半で高いです。株式分割について聞いてみましたが、重要課題として意識はされているようで、早晩実施される可能性が高いのではないかと思いました（会社側からの具体的な言及は当然ないですが）。但し1：2の分割があっても3,500円以上。これでも零細個人投資家はちょっと売買しにくいです、感覚としては。

評価は5段階中3の☆☆☆でもいいのですが、株価が高くて投資しにくい点を割り引いて☆☆★の2．5です。
タカラバイオのところでも書きましたが、話を聞いていきなり文句なしの5をつけるような企業はほとんどなく、4をつけるようなこともかなりまれですので、別にこれは悪い評価ではありません。ただ、売買するなら大阪有機化学工業の方を選択するかもしれません。

メモパッドをいただきました。これ、最近、企業のグッズに採用するところがありますね。ありがとうございました。

付属のペンで書いてみたところ。