黄檗山宝蔵院 重文の鉄眼一切経版木がえらいことに!!(1)
今日は自宅近くの黄檗宗宝蔵院へ行ってきました。
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ここは最近、寺そばといって曜日限定ですが、ビーガンのラーメンを出してくれます。まずそれをちょっと食べてみたいということと、鉄眼プロジェクトといって、ここの収蔵庫にある重要文化財に指定されているお経の版木を見せてくださったり、関わってのあれこれのお話をしてくだったりする企画があったので、それにも参加させていただきました。
お寺は本山の萬福寺周辺にある規模の小さい寺院です。お寺の建物の上の方、斜面の途中のところにお経の版木が大量に保存されています。
まずはラーメンですが、なにかお寺に以前からのゆかりがあるというわけではなく、最近考えられた企画のようです。こうした様々な取り組みを通して、一切経版木の方にも注目してもらいたいという意図のようでした。
普茶料理がそうであるように、動物性食材は使われていません。また、季節によって味付けを変えています。
今はこれで春バージョンです。
あっさりした感じで食べやすいです。
ただ、量はそんなに多くないので、男性の昼食としては物足りない感じもあります。また違った味のものも食べてみたいです。
プロジェクトの講義は13時からでちょっと時間があったので、萬福寺の本山の方へ。池の周辺、青紅葉がきれいです。
この池でカワセミを見かけることもあります。
この感じが萬福寺を代表する景色とも言えます。中央の部分は偉いお坊さんが歩くところです。観光客の人とか外国の方とかは普通に石の上を歩いていますが。
桜の頃はここでメキシコから来られた外国人のグループに遭遇し、カタコト英語で「WBCはいい試合やったー」みたいなことら話しました。
新郎新婦さんが写真の前撮りをしておられました。京都市内の寺院等ではよく見られる光景です。萬福寺でもちっょと増えている様子です。
こんな看板ができていました。以前にはなかったものです。紹介、告知はいいのですが、ここ、主としてマンパワーの関係で、この重要文化財が保管されている収蔵庫は常時見学が可能ということではありません。見られるのは原則として、今日のようなイベント、企画がある時に限られているのが現状です。見せたくないとかいうことではなく、結局、安全な形で丁寧に見てもらうようにするには対応する人が必要になりますが、ごく少ない人数で運営されているためその人の工面がしにくいということのようです。ここは残念なところ。
戻ってきました。
寺そばという名のラーメンを提供しているのは原則週3日で、土曜は満席となることも多いようです。
お寺のパンフレットです。
つづく。