7794イーディーピー　株主総会　質問案メモ（1）

・ＩＲの課題と重点について

　ここのＩＲは直電してきてくれて資料をもとに長時間説明してくれたりする丁寧さがある一方、ウェブサイトでの情報開示については丁寧さを欠き説明不足で、可能な情報提供も十分にされないと思われるなど、洗練されていない面があちこち見受けられるように思います。

細かい数字の訂正等はしょうがないところです。

例えば、直近の「輸出貿易管理令の一部を改正する政令の施行による影響について」のリリース。これは政府から輸出を禁止されているということではなく自主的に輸出を停止しているということだと思いますが、禁止されていないものをなぜ自主的に停止するところまでしないといけないのか、イーディーピーとしての基本的見解、例えば宝飾用の種結晶はサイズ等から直接半導体デバイス等への活用は難しいものであり輸出禁止の対象には当たらないと考えているので当局へも理解してもらえるように働きかけを継続しているとか、そうした説明がないので、見通しが不明で疑問が解消されず憶測を生むような事態になっているように思われます。
無論、現在進行形の事象で明確でないことまでについて情報として示すのは適当ではない場合もあると思いますが、説明の仕方やその進度など、不要な憶測を生まないような配慮や工夫が可能なところはあるように思われます。

また、決算短信とそれに関わる資料は同時に示してもらった方が現状の理解や投資判断に役立つのに資料の開示が遅れる場合があります、これは同時に示してもらいたい。

取引は外貨建ての場合がほとんどで、為替レートの変動は相応に業績に与える影響が大きいと思われるのに、今期の業績予想の前提となる為替レートが示されず、感応度、為替がどれだけ変動したら売上や利益にどの程度の影響があるかという概算値も示されていない。

これは複数回要望させてもらっていると思いますが、機関投資家向けの説明会での質疑応答の概要についてウェブサイトで公開してほしい、説明会の内容そのものは資料に即したものでしょうが、質疑応答の内容は参加した機関投資家のみにわかり一般の投資家にはわからないので、情報の公開、共有という点では質疑の内容は公開される方が望ましいと思います。

業績予想の変更等必要な場合のみではなく、会社の広報的な意味で、現在の研究開発の動向、製造技術、半導体デバイスへの活用の可能性とそのボトルネック、社長をはじめとする社員の思いや願いなど、様々な面での情報を幅広く紹介するような形へ展開してほしいし、そのための人員の拡充、体制の強化ということもぜひしてほしいと思います。

株式公開してここまで試行錯誤的にＩＲの取り組みをすすめられてきたところがあると思いますが、ここまでの総括、今後の課題や重点、方向性についての考えをお聞かせ
いただきたい。

うーん、長いですね。ちょっとコンパクトにしましょうか。