オークションで副収入を!そのノウハウと留意点(2)出品パイプライン・株主優待

オークションで副収入を!そのノウハウと留飲点(2)出品パイプライン・株主優待

ネットオークションでは出品物を安定的に確保することが重要、必要であると前回に書きました。

オークションで副収入を!そのノウハウと留意点(1)月平均落札額8万円、落札金額合計1,000万超え

私自身の場合だと現在の出品物の中心は株主優待品ということになっています。

株主優待いっても幅が広いですが、オークションになじみやすいのは金券系のものでしょう。

・飲食関係の金券

・自社商品関係の金券

・自社サービス関係の金券

など、様々なものがあります。

これらは大きく分けて現金同等の金券の場合と、割引券の場合があります。飲食関係の代表がマクドナルド。その他、外食系ですかいらーく、ゼンショー、トリドール、クリエイトレストランツ等挙げていけば色々あります。自社系だと、たとえばアシックスの割引券、眼鏡関係の割引券、ゼビオの割引券やアルペンの商品券等々、これも多いです。自社サービス系だと例えば東宝の映画の券とかAOKIのネットカフェ割引券とか。

現在出品中のものがどれぐらいの価格になっているかはこちらで該当のキーワードを入れて検索すれば、出品中のものの情報はわかります。検索窓のところに語句を入力する形です。

また過去データについてはオークファンのサイトの相場検索でも調べられます。

あまり安い価格で出品するとそれで落札されてしまうかもと不安になることがあるかもしれませんが、一定の需要が常時ある金券系の場合はその時々の相場の価格で落札される場合がほとんどですから、安い価格で出品することにそんなに不安はありません。

なお、金券系の優待はオークション等ではなく金券ショップで直接売却するという方法もあります。買い取りも郵送で受け付けてくれるところもあるようです。
私はアクセスチケットのサイトで金券ショップの買い取り価格を確認しています。こちらです。
ここは京都市内にも実店舗がありますので、クオカードを売却したりすることが時々ありますし、場合によってはその他の優待もこちらで売却することがあります。金券ショップの売却であればいちいち出品から発送といった手間をかけることなく、すぐに現金化することができるというメリットもあります。ネット売却と比較して手数料等の手取りを考えればほとんど実際に得られる金額は同等という場合もありますので、買い取り相場を確認しておいて金券ショップでの売却をすることも十分ありでしょう。

このように、なにがだいたいいくらで売却できるのかということを把握すると、逆算して、なにがどれぐらいのコストで取れればどれぐらいの利益があって、そのために一時的に必要な資金はどれぐらいか(株主優待の場合は権利確定日には株式現物を保有していなければならないので、一時的にしろそのための資金は必要になります)ということから、どの優待を取っていくかのねらいも絞られてくるということになります。

例えば昨日落札された名鉄(名古屋鉄道)の優待冊子のケース。こちらです。

これは5,000円で出品して6,000円で落札されました。Yahoo!プレミアム会員の場合、落札コストは落札額の8.8%ですから、528円になります。手取額5,472円。株価2068円200株で取得していますので、現物株式取得に必要な資金は41.36万円、ここは信用取引を活用したクロス取引での取得で、そのためのコストは462円でした。

コスト/手取額は462円/5,472円となりますので、8.44%。これはコスト率としてはかなり低いケースです。

鉄道の優待の落札額相場は、もちろん時々で多少異なりますが、基本的には安定しています。

ここのクロス取引は3/3に日興ダイレクトで行い、優待確定は3月末です。一ヶ月弱、41万ちょっとの資金を株式の形にして保有し、リターンは手取りで5,472円。これは年率では16%程度のリターンになっていると思います。リスクが非常に低い取引としてはこれはかなり良いリターンということになります。

となれば、3月は優待銘柄が非常に多いため選択が必要になりますが、3月上旬の名鉄の200株クロス取引での優待取得は積極的に取りに行っていいという判断になります。

こうしたオークションの落札の記録はエクセルファイルに一覧として整理しておき、HTML形式で保存していつでもブラウザから参照できるようにしておきます。
株式売買の方は常時、コストも含めた売買記録をエクセルにしており、これも同様にプラウザから参照できるようにしておきます。

このようにすると、過去、なにがどうだったかというデータが蓄積されていき、その結果、株主優待としてどれを優先的にいつごろ取得していけばいいのかがはっきりしてきます。但し、良くも悪くも優待の時価、その時々の価値は変化しますので、そこは留意が必要となります。

つまり、株主優待については自分や家族が必要か、ほしいかというだけでなく、それがどれぐらいのコストでとれてどれくらいど売れるかといったことも取得の基準になるということです。前者だけの場合よりも後者も含めた方が取得の範囲は大きく広がります。

なお、株主優待は金券でない現物の優待もあります。あまり大きなものは送料がかさんでしまいオークションでの売却にそぐわない場合もありますが、例えばタカラトミーの株主限定のトミカなどはそんなに高くはならないですが、確実に一定の価格での入札はあります。
人気のある金券系と比較して現物支給系の優待はあまり人気がなく、その分取得しやすいところもあります。こうしたところもチェックしておいて取得候補に加えておくのも一案です。

つづく。

 

 

 

 

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