贋作・桜の森の満開の下/夢の遊眠社 1992年

DVDボックスが届いたのでまずは大好きなこれからです。これは1992年の東京での公演ですが、同じキャストでの公演をナマで京都の南座で見ています。まあ、その印象は非常に鮮烈でした。

YouTubeで検索したらいくつか出てきました。

これはラストシーンです。ここだけ切り取ってみてもというところはありますが、印象的なシーン。画像がちょっとよくないですね、YouTubeは。実はDVDももう30年前の録画ですからそんなにすごく画質がよいということもないのですが。

こちらは羽場裕一さん。ちょっと前だと、なにかサスペンスドラマの犯人役とか被害者役といったイメージが強いですが、30年前はさすがに若く動きもすごいです。

もともと、夢の遊民社が演劇人としてのスタートですね。私と誕生日が二週間違いぐらいでした。

とにかく、動き、台詞、音楽、舞台装置それらすべてが印象的です。急に台詞の調子を変える野田さん、うまいというか独特というか・・・。で、叙情的な音楽とか、美しい舞台装置でまた気持ちをもっていかれるところもあります。

この脚本は他の役者さんで再演もされています。こちらはシネマ歌舞伎。これは映画館で見ました。

2018年の舞台。これは主役は妻夫木聡。天海祐希さんや古田新太さんも。これは新歌舞伎座で見ました。野田さんは妻夫木君について「弱っちい」と言っています。けなしているのではなく、キャラクターの独自性というか特徴をよくあらわしたコメントだと思いました。

私は大好きな作品なのでとても楽しめました。さて、次は「小指の思い出」を見ましょうか。

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