7794イーディーピー 当面は様子見、いずれ買い戻しも

7794イーディーピーですが、週末に半期決算の発表がありました。こちらです。

輸出規制の影響で出荷を停止したことなどもあり、売上は前年同期の1/4と激減、決算は赤字です。

ここは一度全株を売却して利益を確定している銘柄ですがもこの状況は即座に買い戻しではなく、当面は静観ということになります。

理由は単に目先のところで赤字だったということではなく、以下の理由によります。

・既に終わった時期業績が悪いのは相当おりこんでいた。円安で経常利益の部分は損失がやや圧縮されたか。

・しかし、イスラエル云々はあるにしろ、ここに来てなお業績予想の公表をしない(できない)状況では投資判断の基準すら定まらない。

小型種結晶は顧客も奪われ、価格も厳しく、ビジネス的にはなお非常に厳しい状態にあることが明白に。

大型の種結晶では新製品開発もすすみ、ここではなお世界トップの力があると思われるが、イスラエルを含めて大手顧客の動向も不透明で、これがどう短期的に収益につながるか現時点では見通せない。

・そもそも半導体等各種デバイスの部分は売上が些少で増加したところで利益貢献は当面ない。

依然、IRの対応には疑問点、課題が多い。

上記の課題についての改善の方向性が具体的に見えだした段階で買い戻しても遅すぎることはなく、当面、静観という形にします。

企業としては種結晶でもデバイス用途でも、とにかくさらに研究開発をすすめ、それを商品として具体化していくことに注力するしかない。
他社とのアライアンスなどもすすめていけるところがあればするということでしょう。

ポテンシャルには依然期待感はありますが、現状で株式保有を継続する意味はなかなか見いだしにくくなっています。

但し、大型の種結晶は依然として競争力があり、ここの販売や価格動向の変化によっては売上、利益とも一気に回復してくる可能性が
あります。一本足打法の良さ、悪さが如実に出るということでしょう。この円安の為替動向も回復を後押しすることがあるかもしれません。

また、デバイス開発の進展のニュースや他社とのアライアンス、資本参加等にも注目しておくようにします。

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