桜の京都・観光案内(6)御香宮神社から魚三楼

JR稲荷から奈良線でJR桃山へ。

駅から右側の森は桃山御陵で明治天皇陵です。このあたりが安土桃山時代の「桃山」で秀吉の伏見城がおかれたところです。伏見稲荷も「伏見」の字が共通していますが、場所は離れています。JRでは桃山、近鉄では桃山御陵、京阪では伏見桃山、中書島といった駅のあたりは秀吉の伏見城の城下町だった昔の伏見に該当する場所です。現在では京都市伏見区になっていますが、いわゆる平安京の京都市とは別の都市です。京都市だと山科区も山をひとつ越えた平安京とは別の場所になります。

駅から左側へ行くと御香宮神社です。通りに大きな鳥居があります。そしてこの神社の入り口の門がやたらでかいというか立派。それもそのはず、この門は伏見城から移築したと言われています。京都市内周辺にはこうした伏見城から移築したと言われる門や建築物がかなり多く残っています。信長の安土城のようにすべて灰燼に帰したわけではなく、江戸時代にその遺構は近隣各所に移されたものが多くあったようです。

こちらは本殿横の桜。そんなにたくさんではないですが、境内に桜の木があります。

 

また、にゃー。

近づくと警戒して樹下に隠れました。

伏見は関西では灘と並んで酒処として知られています。宝酒造、月桂冠、黄桜などの酒蔵が今も残っており、関連施設も多いです。

水がよいところで伏見は「伏水」という字をあてることもあります。神社の境内でも地下水がくみ上げられていて、そのまま飲用することができます。軟らかい水ですね。そういうえば結婚した当初、この近くに住んでいたので、夜中にここに水を汲みに来たりしていました。ここは名水百選の一つになっています。

時間があったのでちょっと商店街をウロウロして、魚三楼へ。2月にも来たところで再訪になります。ここは入り口には戊辰戦争・鳥羽伏見の戦いの時のものと思われる弾痕が残っている伏見では歴史ある料亭です。

料理は以下のような感じ。これで1.2万程度というのは、昨今の諸物価高騰の状況下では、安くはないですが、相応にリーズナブルかも。

料理は京風の味付けで、どれもおいしいです。季節柄、地元、深草のタケノコなども料理に出ていました。

 

ごちそうさまでした。

ということで、この日はここまで。京阪電車で宇治のDroomへ。

続く。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です