IRセミナー 8077トルク(1) 投資判断☆☆

IRセミナー 8077トルク(1) 投資判断☆☆

昨日のIRセミナー、2社めは8077トルクでした。

ここは初登場の企業です。

日経の紹介。

「【ねじ、ボルトなどを扱う専門商社】

ねじやボルト・ナットなどの鋲螺(びょうら)と建設資材を扱う専門商社。生活用品から各種機器、建造物など幅広い用途でモノを「締結」する目的に使用される製品を取り揃える。

鋲螺は消耗品として一度使用されたものは二度と使用されないため安定した需要がある製品。取引先は4,000社以上におよび、小ねじから高力ボルトまで多様な品種と、鉄やステンレス、銅など多様な素材の製品を取り揃え、全国の拠点に設けた商品倉庫から迅速に出荷できる体制を構築。

1926年、大阪市にボルト・ナットおよび鋲螺類の販売を目的に小林正治商店を創立。41年に小林商事株式会社に改組、43年に小林産業に改称。98年、ナカイチ(現コバックス)を販売子会社化。2016年、オーワハガネ工業を販売子会社化。17年、中島工機を販売子会社化。20年、トルクに商号変更。」

つまりはねじやボルト・ナットなどの商社ですが、全然知らない業種です。

社長さん、プレゼンの口調が軽いボケも含めて軽快です。が、プレゼン全体の時間配分が適当ではなく、あわてぎみ。IRセミナーに慣れていないのはまあしょうがないです。

プレゼンの終盤は「投資家視点からの当社」という内容でした。こういうアプローチでのIRセミナーをしたところは以前にもどこかありました。
共通しているのは、プレゼンターの方がもともと証券会社出身だということ。

つまりは「割安すぎるやろ、業績はまともなのに」ということなのかと思って聞きましたが、なんでこういう状況なのかというと、個人的な回答は

成長性に疑問、売上は安定的だが急激に伸びるような事業でもなく、利益は回復してきているがその水準は高いとは言えない。

・仕入れてきて、それを顧客に売る、いわば昔ながらの商社のイメージで、商社であって自社製造も行うとか、新しい独自性のある製品を共同開発するとか、そうした広がりが感じられない。事業内容に独自の魅力が乏しい。

配当利回りがすごく高いというわけでもない。株主還元についてその方針等明確な説明なし。もっと配当性向が高ければ考慮の余地あり。

・優待があるわけでもなく、投資対象、金融商品としてアピールする点があまりない。

といったところです。で、投資判断は☆☆☆☆☆中で☆☆。星2つ。少なくとも3つにならないと投資検討に至りません。

つづく。

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