感慨深い記事「さらば1兆円ファンド、売れる投信の教訓 運用力の時代へ」 ノムラ日本株戦略ファンド
日経に面白いというか感慨深い記事がありました。
「さらば1兆円ファンド、売れる投信の教訓 運用力の時代へ」 というノムラ日本株戦略ファンドという商品についての記事です。
他の投信に併合するかたちで整理する方針が決まったそうです。2000年IT場バブルの中、巨額の資金を集めてスタートしたこの商品、時期が悪かったし、運用はうまくいかず、高コスト・・。やらずぼったくりの投資信託の悪い例の代表選手のように言われてきました。実際、パフォーマンスはひどいですし、販売手数料も高かったはず。信託報酬も2%超え。
私自身はその頃どうだったかというと、運用のスタートは1996年。最初はコストのこともよくわかっていないまま投信も買いました。実質ブル型の投信で若干値上がりしたところで売却したのですが、利益は微々たるもの。もうちょっと儲かっているはずだと思ったら、最初のところで販売手数料を引かれており、信託報酬の分もマイナスになっているので利益が残りません。こはつまらんなーということで個別銘柄中心の運用に。
そうこうしているうちに8876リログループのIPO一発で税引き後でも500万以上の利益が出て、そこからはもう無茶なことをしなければトータルでは損失を被るようなことは多分なくなったということでめんんたる的に気楽に運用を続けることができるようになりました。なので、この鳴り物入りの日本戦略株ファンドになびくようなことは全然なかったです。
さて、今のインデックスファンドが「流行」している状況はどうなのか?。マルキール先生ですら言っているように、これ退屈だと思いますが、以前のこの戦略株ファンドよりはずっとまともではあるかな。