ウォール街のランダム・ウォーカー 11版 を読む(4)
ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理 | |
クリエーター情報なし | |
日本経済新聞出版社 |
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析のところも変わっていないように思います。
私の好きな一節、P168
「詳細な調査によると、テクニカル信者には、穴のあいた靴や襟の擦り切れたシャツを身にまとっている者が多いということが知られている。」も、そのまま残ってます。
とりあえず、「誰がそんな調査をしとるんじゃーい!」とツッコんでおきます。
テクニカル分析は本質的に後講釈でしかないです。でいて、経験則ですらない。アートですわ、アート。
テクニカル分析をうまく売買タイミングなどに利用して成功されている方もあると思いますが、それはテクニカル分析の有効性というよりは、その人のポジジョン管理のしかたとかが上手なのだと思います。
「平時」にあっては、チャートには人間の心理の一般的傾向ぐらいはそれなりに反映されているのかしれないと思いますが、じゃあ、いつが「平時」かがよくわかりませんしね。
まあ、思い切り売られたら、その後は買われやすいというぐらいは言えるかも(^_^;)。
ということで、テクニカル分析は基本的にオカルト、占いと同等、嫌いということですわ。
ファンダメンタルズ分析の方がアプローチとしてはまとも。
しかし、その予想そのものが当たることもあり、はずれることもあり・・・。そういう意味では、あてにはならない、というか、そのコンセンサス予想とやらの逆をつくような鋭い見解が求められるけど、そうそう、そういうのは当たらない。
まあ、テクニカルの占いよりは相対的にまともというぐらいのものですね。
さて、ここからあとが新しい内容かな。