ウォール街のランダム・ウォーカー 11版 を読む(5)

ウォール街のランダム・ウォーカー 11版 を読む(5)

ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
クリエーター情報なし
日本経済新聞出版社

ほぼ終わりに近いところまで読んでいますが、こちらには未記載でした。

テクニカルとファンダメンタルズの話の後は、行動ファイナンスの知見やベータ・スマートベータの内容になります。

このありたは、基本的には「あー、そうですね。」でスッと読み流してしまうような感じでした。

ただ、行動ファイナンスの部分は、ふれられているのは基礎的な知見にとどまっているような印象がありました。
もう少し、この分野の専門的な研究についてもふれてほしい気がします。

が、それをすると、効率的市場仮説との矛盾みたいなものが大きく露呈してきてしまうからそうしていないのかな。

なにかマルキール先生そのものが、以前よりも効率的市場仮説について強く主張しなくなってきている感じがします。
株価は程度の差はあれいつも間違っているという指摘もありましたし。だったら「効率的」じゃないやんと突っ込みたくなります。

個人的には、マーケットがそんな効率的(合理的)であるはずがないと思います。「相当程度、合理的なように見えることが多い」というぐらいではないでしょうか。

ベータ、スマートベータのところは、それはそうかなという感想です。
例えば、日本のスマートベータの代表、実例はJPX400ですか。特定の指標で銘柄を選択した指数だからね。
このパフォーマンスが日経平均やTOPIXと比較してどうなのかは時期によって異なる、上回る時もあるし下回る時もある
という程度で、常態的にJPX400が他の指数よりパフォーマンスがいいということは言えないと思います、検証してないけど。
だからといって、JPX400の指数に意味がないかというと、そんなこともないかとは思いますけど。

で、この効率的市場仮説そのものの話し、運用ではインデックスファンドの利用が低コストでベターな戦略ですよというのは、やはり
質的には違う話で、前者にはかなり疑問があり、後者は個々のケースで云々は別にして全体としては主張の趣旨には首肯しますと
いうのが多くの人が感じるところではないかと思います(私はそうです)。

言い換えれば、市場が効率的でないからといって、それを出し抜き続けるような運用は非常に困難ということになります。

山崎元氏が「第267回 「ランダムウォーカー流」財産の健康管理の10カ条を読む」という記事を楽天証券のブログに書いています。

次はこの部分についての個人的感想を書きましょうかね。

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