読了「三位一体の経営 」
リクエストして買ってもらった図書館本ですが、これはかなり面白かったです。
・参入障壁
・ビジョン・戦略、企業としての決断
・株主還元、自社株買い
・ウェルチの5つの質問
など、それぞれ非常に興味深く読ませてもらいました。
オムロンの車載機器事業売却の話も面白かったです。
全般に本書の内容をなぜ面白く感じたかというと、それは自分自身が投資対象としている企業にあてはめて、これらを考えながら読むことができるからです。
3480ジェイ・エス・ビー、学生マンションの企画、運営、管理。この事業の参入障壁とは?。
2471エスプール、障がい者就労支援事業の独自性。他の事業もひとひねり、ふたひねりあるけど、それが利益に源泉?
3804システム ディ ニッチな分野で高いシェアを誇るソフトウェア提供。そのビジネスの効率化とは?。
5384フジミインコーポレーテッド ハイテクみがき粉屋さんのここからの戦略とは?
とかね。
投資家の人はよくコード番号をおぼえてて、投資対象を「銘柄」と呼ぶとかいうことが批判的なスタンスで書かれていましたが、(コード番号云々ではなく、人がつくる企業を無機物のような「銘柄」という言い方をすることについてですが)上記の企業のコード番号はおぼえてますね^^;。
ウェルチの5つの質問なんかはIRセミナーの時に質問するポイントの原型というか骨格になるようにことかと思います。
同じ著者の以前の著作も読んでいるのいですが(下記参照)、あまり内容をおぼえていません。本書の方が印象は鮮烈なように思います。
中長期の投資を基本に考えられるのであれば一読をおすすめします。