天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す(下)
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天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す(下)
下巻
読了しました。
下巻は自身でのヘッジファンド運営の話もでてきますが、主体は資産運用と関わる著者のあれこれの見解を述べている部分が多いです。
サブプライムローン問題のおかしさや複利の話、インデックスファンド、効率的市場仮説への批判等、内容的にはどこかで聞いたことがあるようなものが多いですが、まあ、舌鋒鋭く単刀直入に見解を述べ批判しているのは小気味よさがあります。
なんとなく、「まぐれ」や「ブラック・スワン」のタレブとティストが似ているようら思いました。
上下巻通読しての印象
上巻からだと、序盤の幼少期のエピソードが少々冗長であることを除けば、一気にひきこまれて読める内容ですし、楽しめました。
資産運用についての助言や見解が常識的なところに落ち着いているのも、逆に信頼感が高いというか、好感を持ちました。
機会がありましたら一読をおすすめします。