マネックス証券のオリエンテーションコミティーに行ってきた(4)

マネックス証券のオリエンテーションコミティーに行ってきた(4)

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーの話も出ました。

これは投資信託ですが、実際に利用されている方がいました。まあ、これも手段だと思います。
「合理的で、低コストで、簡単な、中長期での資産形成のために」という目的に合致する形で、こうしたものの利用は広がるとは思います。ただ、現在はコスト的にはどうなのでしょうか。

結局、現在の合理的で低コストな資産形成の方法は、

・低コストのインデックスファンドを利用する
・iDeCo、積み立てNISAといった税制的に有利な制度を利用する

という2点が基本になり、あとは、では、どのインデックスファンドを利用するのか、どの制度をどれぐらいの金額で利用するのか、この2つが決まればあとはもうスタートできる、そういうものになっていると思います。これよりも有利で合理的な方法が出てくればそれを取り入れればいいと思いますが、あとはインターフェイス的に、どれだけ手間なく、わかりやすく、また現状を把握しやすいような形にできるか、あるいは事前にシミュレーション的に提示できるか、そういうことがポイントになり、いわばテクニカルな問題になってくるかなと思います。もうちょっと広げていくと、「コストはやや高めになりますが、こういう視点ではこういう選択もありえます」みたいな提案型というのはあってもいいとは思いますが。

運用に手間はかけたくないし忙しいし、よくわからない。だけど、一定のリスクは取りつつ、中長期での資産形成はしたい、そういうニーズは確実にあるし増大していると思います。だから、証券会社として商機はあるでしょう。だいたい、銀行とか郵便局の金融商品というのはかなりコストが高いです。なので、ネット証券としてはやはりなるべく低コストで運用できる提案をしてほしいし、そこを売り物にして、他の金融機関との比較でもしてもらいたいですね。

ただ、私自身は、多分、こういうものは使いません。自分で個別の商品を選択する形にすると思います。

投資家コミュニティ

これは私自身が希望したのだけれど、マネックス証券として、ネット上を基本にした意見交換できる投資家コミュニティのようなものを立ち上げてほしいなと思います。

リアルの生活上では日常的に投資について意見交換したり議論したりする場を持てているという投資家は少ないでしょう。というのはお金がからむことでもあり、アドバイスするしても、それにしたがって実際に投資をしたら損失が生じてしまったとかいうことになる可能性も当然十分にあります。そうなると気まずいし、お互いの関係も微妙になったりする可能性もありますよね。

私はここでも利益や損失についてそのまま具体的に書いていますし、リアルでもそんなに損益について話すことについて抵抗はないのですが、そうしたことは生々しくて嫌だという場合も多いでしょう。自分のことは私は抵抗はないですが、人にアドバイスする場合は、「これをしろ」「これを買っては?」というより「これはやめておけ」「ここでは買うな」というようなコメントになることが多いです。つまりは高コストな金融商品はだめで、分散投資がいいですよというようなことの実際の例みたいなことですね。

ということで、投資家は結構、孤独なのです。別に自己責任で具体的な商品の売買等について判断するのは当然ですが、キズをなめあうような場合も含めて^^;、信頼できる意見交換できるような場があるのはいいと思います。

一方、ネット上でのやりとりはどうなのでしょうか。どこまで信用できる情報が書かれているか、その真偽のほどは不明です。また、罵詈雑言がとびかい、ひどい言い合いのようになる場合もあるようです(そうしたこと自体を楽しむ場合も含めて)。

個人、あるいは団体等で運営されているウェブサイト等の場合は、相応に信頼できるなと思うところは見ていればそれなりにわかってきますし、自分の好みに合ったというところもでてきます。が、そこは交流の場のような形にはなりにくいです。

だったらということで、マネックス証券が例えば以下のような条件で、ネット上で投資家がやりとりできるコミュニティを創設するようなことはどうでしょうか。
こういう場は、あるようでないです。ましてや、証券会社が主導してこうしたことを実現しているという例を知りません。だからこそ、これはやってみてほしいし、なんとなくマネックスのイメージに合うような感じもします。

例えば以下のような条件でというのはどうでしょうか。

・参加は匿名で、設定したハンドルネームで可能とするが参加資格はマネックスの顧客のみとする。ログインして利用するものとする。
ログインしたもののみ発言でき、閲覧も可能。完全に外部にオープンな形にはしない。

・他者やその発言を口汚く批判するなど、非常識で不快感を伴うようなコメント等は認めない。そのため、事前に発言内容をチェックした上でネット上に掲載する。
この方式は読売新聞の発言小町というところがとっています。今でも中国のネット検閲みたいに特定の語句をハネるようなことは可能だと思いますが、AIの発展によって一々人出をかけずともこうしたチェックは可能になっていくかと思います。

・上記を含み主催者側判断で参加禁止等の措置をとることもあるなど、様々な一定のルールを事前に定めておく。

このイメージは、私自身は昔のテキストベースでのパソコン通信のイメージに近いです。今はもっと違う、様々なインタラクティブな形態というのが考えられるかと思います。

なにかこうした企画を立ち上げられる時は、また声でもかけていただければと思います。日本株の個別銘柄の会議室のようなものがあれば、参加してみたいです。マネックスが立ち上げることで、相応に信頼感があり、安心感をもって参加できる場になるといいなと思います。

他、銘柄選択や情報提供、デイトレ

ほかは、マネックスには銘柄スカウターという個別銘柄探しのような情報提供があるのですが、わかりやすい企業間の相関図とか同業他社の間の比較とか、そういうのがいろんな視点から示されるといいなとかいう話も出ました。私はここに書いた、高齢者のデイトレ環境の整備みたいなのもあってもいいというような話をしました。

ということで、2時間ほどの議論はすぐに終わり、あとは全体でそれぞれのグループの論議内容のまとめの発表などがありました。

この企画は今回で76回めになるということです。引き続き実施して、また新しい取り組みにつなげてほしいです。

マネックスの私のイメージは「まじめ」です。SBIなんかはちょっと「えぐい」というイメージがあったりしますが。それは松本大氏と北尾吉孝氏の見かけのイメージ?^^;。あと、癖が強そうな松井道夫氏とか。

この企画は複数回参加されている方もあるようですので、また募集があれば応募してみます。

参加すると、豪華「軽食」も出ますし、運賃・宿泊費も出してもらえますし、マネックスのあれこれのグッズももらえたり、謝礼も出たりします。運営はマネックスさんの方で気を使って丁寧にしてくれますし、それぞれ自分の投資経験で話せばいいだけなので難しいこともありません。機会があれば申し込みをされて参加されてみてはどうかと思います。3ヶ月に一回程度実施されているようです。

あ、関西の方でもまた何か企画をしてください。関西オフ会の企画とかもしてほしいですね。こちらにふってくれればご協力はします。他、なにか協力できることがあれば、内容によってはいたしますので、またご連絡ください。

今回の参加者の方、ここを見ておられたら、コメント欄に一言いただけたりすると嬉しいです。なお、コメントは承認制となっており、当方が確認したあとでネット上に反映されます。反映しない方がよい場合はその旨記載があればネット上には反映させず、こちらの返答等のみ記載する場合もありますので、そうした希望のある場合はそのように書いてくださいね。

外に出たら真っ暗、そりゃそう、21:30頃ですから。ビルの多くにはまだ灯りがついていました。

おわり。

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