IRセミナー 4634東洋インキ(1) 「インキ」というより化学会社 わかりにくい・・・

IRセミナー 4634東洋インキ(1) 「インキ」というより化学会社 わかりにくい・・・

昨日のIRセミナー2社めは東洋インキでした。ここは初めて話を聞くところです。

株価はこちら。

化学会社はわかりにくい

「インキ」がつく社名から、新聞や印刷物などのインキを連想します。この事業セグメントもあるのですが、利益的にはここは厳しくて儲けているのは液晶関連の材料とか自動車やエレクトロニクス(電磁波シールドフィルム)などで、実質は化学会社です。

事業領域が幅広くて、説明を聞いても、つまりはどこで利益が挙がっているのかというのが見えにくく、わかりにくいです。まあ、ここに限らず、一般に総合的な化学会社というのはだいたいBtoBの取引ですし、一般の消費者からすれば、最終的な具体的製品につながりにくく、見えにくい面があり、人気も乏しいです。逆にそうであればあるほど、一般投資家向けのプレゼンには工夫が必要かと思いますが、どうも大くくりにしたような話が多くて、ここらは改善の余地がかなりあるように思いました。

事業領域

こちらが昨日の資料の一部です。

下記の資料が全体像をとらえるにはわかりやすいです。液晶材料などの顔料系、機能フィルムなどの樹脂系、その顔料と樹脂を加工してできるインク系、というようなことになるわけです。

業績資料

上記が業績の資料です。決算期の変更などがありますが、全体として売上高は伸びてきているように見えます。が、直近の2018.12期では営業利益率が急激に落ち込んでいるのが目立ちますね。これはなんでしょうか。

原材料の高騰が直撃

説明の中では中国に依存している主要な原料高などによるコストの増加が55億(!)もあったということです。原料はなにか質問してみたのですが、単純にナフサとかいうことだけではなく(ナフサは1/3程度)、それ以外の原材料を挙げられていました。ここがまた素人にはわからんよー。

自宅に帰って調べてみたら、会社リリースの中に以下のような文言がありました。これは製品値上げのリリースの一部です。原文はこちら。

2018.12.13
「当社オフセットインキの原材料は中国の環境規制強化やグローバル規模の素原料需給逼迫により、価格高騰の影響を受けております。なかでも、有機顔料やUV硬化型インキの光重合開始剤、油性インキのロジン系樹脂などの基幹原料は、中間体を含む原料生産のほとんどを中国に依存しておりますが、一昨年来の中国の環境規制強化によって多くの生産プラントが操業停止となり、需給バランスが悪化、大幅な原料価格上昇の要因になっております。さらに、輸送費や荷役費などの物流コストは、人手不足による賃金上昇や燃料コスト上昇に加え、行政による指導強化や付帯サービスの料金明確化などにより、過去最高水準となっております。」

うーん、これ、現状の足下で変化の兆しがあるのか、高止まりしているのか、一過性ではなく構造的なものでしょうか。ここらのこともイメージしにくいなー。

つづく。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です