来週の方針(2)安いところは買えるが・・・

相場が急落、暴落したところは、さらに下落があるかもしれないという意識が強くなり、なかなか買いにくいものです。

人の意識は、特定のポジジョンなり思惑がある場合は別ですが、傾向としてトレンドフォロー的、騰がるともっと騰がるかと思い、下がるともっと下がるかと思う傾向が強いように思います。

また、急落、暴落の場面では多くの投資家は、含み益が減少したり、含み損が増加したりして、損失がかさみます。売買による確定の損失でなく、時価評価の損益であっても、マイナスが大きくなると、なかなか積極的に動きにくくなり、決定麻痺的になにもせずにじっとしているだけということにもなりがちです。

まあ、いきあたりばったりにバタバタと売買するよりも、じっしとしている方がましなことも多いかと思いますが。

ただ、一般論的に言えば、全体の相場が大きく下落し、それにつれて個々の銘柄の株価も大きく下落しているような時は、銘柄選択をしっかり考えれば、安く買えるチャンスでもあります。

個人的には、暴落時に買い向かうのにはあまり抵抗感、恐怖感はありません。最近はわりと平気で買っていくようになってはいます。

なんでかというと、買う単位が小さいのです。100株、200株、金額にして少なければ10万未満、多くても20-30万ぐらいからしか買いません。最初から、そこからさらに相応の比率、例えば15%とか、での下落があれば買い増しするようなつもりで買い始めます。

また、これまでの経験則的には、急落時の買いは、程度の差はあれ、ほとんどが利益につながっているということもあります。

これはこれでいいと思うのですが、問題は買ったところから反発すると、わずかの上昇でもすぐに売却してしまい、その後さらに大きく反発してもその値幅を利益として取ることができない場合が多いことです。最近の例では朝日インテックがこれです。

まあ、安く買って高く売る形にはなっているので、多少は利益になるのですが、業績なりビジネスモデルなり、基本的なところで見どころがあると思うのであれば、しっかりと保有を継続した方がいい場合が多いのです。が、そうならない。朝日インテックなんかも事業内容は堅く、利益率も高い、独自の先進的な技術を持った世界的企業なんですけどね。

上記の問題点は、とりわけ、これまで売買したことのない新規の銘柄の場合が多いです。これを「遅く来た奴は早く去る」の法則と呼んでおりますが、できれば、数百-千株等を保有しておき、そこで100株、200株といった単位で、利益を部分的に確定したり、買いコストを下げたりする形で売買を重ねるようなかたちがいいのですが。

エスプールなどはこの形の売買に持ち込めています。やはり、時間軸というか、投資期間をどう考えておくか、意識しておくかという点も重要でしょう。

というようなことを意識しつつ、来週の売買をしていきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です