『株主優待銘柄』に『投資』するな!(4)

『株主優待銘柄』に『投資』するな!(4)

 

優待銘柄に投資するのではなく、投資した銘柄に優待もついていた

6645オムロンの優待案内のところで書きましたが、中長期でポートフォリオに組み入れる銘柄は基本的にファンダメンタルズとしてみどころがあると思える銘柄にしたいと思っています。で、その選択した銘柄に株主優待もあったという場合があります。これは結果として保有して優待をもらうということでは同じでも意識は大きく違います。

この中間なのが8591オリックス。金融系ということもあり低PERですが、業績は堅く幅広い総合商社のような事業ポートフォリオを持ちそれが変化していく企業。配当利回りも高いです。それに加えて優待もあり、しかも長期優遇もあるとなれば、総合的に見て投資価値があるという判断になったということです。

優待がほしいければ優待クロスでよし

優待がほしければ優待クロスで取ればいいと思います。リスクを考えれば、優待クロスでの優待取得は、現金ポジジョンの運用としては高利回りです。
といっても、優待クロスも最近は一般化して競争もさらに激化している感じで、そうそううまく取りたい銘柄が取れるわけではなくなっています。例えば、すかいらーくなんかは6月、12月が権利月ですが、5月末の現段階でもうかなり取りにくくて確保できていません。

それでも優待価値と比較して低コストで取得できる銘柄はあれこれあります。そのため、別に現物を保有しておく意味もないと考え、優待もあるしということでなんとなく保有していたキングジムやドウシシャは売却しています。

有用な優待であれば合理的に利用 反対に言えばこだわりすぎない

株主優待は制度としては「変」で「合理性に欠ける」面がありますが、利用できるものであれば利用すればよいと思います。反対に言えば優待にこだわりすぎずに、こちら側は合理的な判断を貫くようにしたいと思います。

おわり。

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