『株主優待銘柄』に『投資』するな!(3)

『株主優待銘柄』に『投資』するな!(3)

優待改悪、廃止リスク

株主優待の会社の判断で変更、あるいは廃止となる可能性があります。最近は内容そのものは維持、あるいは多少の変更をした上で、長期保有株主限定といった条件が付加される場合も多いです。

例えば、すかいらーく。本業の業績が厳しく、無配転落の中で、とりあえずは優待は維持のようです。が、この先、直接業績への影響もあり、相応に高いコストがかかりそうなこの「大盤振る舞い」的な優待が維持されるのかどうか、当然、いきなり廃止まではいかなくても、改悪リスクは意識しておいた方がいいでしょう。

株主優待にかかるコストは個々の企業の優待内容によっていろいろでしょうが、自社系商品券の場合は相応に業績への影響がある場合があり、クオカードなどの場合、株数が少ない時は現金配当以上に優待の方が現金換算での価値が大きいところもあります。

マクドナルドなどで顕著でしょうが、大盤振る舞い的株主優待は株価を支えているようなところもあり、こうした企業の場合、優待が廃止されたりすると株価へのマイナス影響が大きくなる可能性があって、まあ、やめるにやめられないといつたところもありそうです。

いずれにしろ、無理をして合理性にかける優待設定をしているところは、一般論としていえば、その分優待改悪、廃止のリスクも高いといえましょう。

さて、そのリスクをとっても優待を主眼とした投資をする意義、意味がどこまであるのか?。

『株主優待銘柄』に『投資』するな!(2)

 

『株主優待銘柄』に『投資』するな!(1)

 

 

再掲:「不平等」で「奇妙」な株主優待制度は、誰も損をしないのでなくならない

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