7638NEW ART IRセミナー(1)海外展開が成功すれば大化けも

7638NEW ART IRセミナー(1)海外展開が成功すれば大化けも

昨日、大阪で日本証券アナリスト協会のIRセミナーがあり、7638NEW ARTの話を聞いてきました。既にここの話は聞いたことがあり、若干の株数をPFに組み入れている銘柄です。

会長の語り口が独特

ここの代表取締役会長兼社長は白石幸生氏ですが、この方の語り口が独特です。
バリバリのビジネスマンとかたたきあげの苦労人とか、そういう雰囲気ではなくて、なにかしら「文化人」的な雰囲気で、事業のビジョンなどを語ってくれます。まあ、なにか独特の魅力がある方ですね。

それを、銀行とか商社から来たやり手の取締役さんなんかが支えているような感じに見受けられます。

目立つのは配当ですが・・・

ここで目立つのは配当(利回りの高さ)です。コロナのこの状況下で第1四半期の状況は相当に厳しいものだったようですが、足元のところでは回復の傾向も見られ、配当予想は記念配含みですが、50円を維持しています。
となると、時価は600円の前半ぐらいですから、会社予想をもとにした配当利回りはREITも含めた全銘柄の中で2位、株式だけではなんと1位になります。

こちら参照。
当然、減配のリスク等もありますし、あまり配当のみに注目するのもどうかというところがあります。なお、優待もありますが、あまり一般的な内容のものではないです。

注目点は海外展開の成否

配当利回りに注目するのももいいのですが、企業としてのここの最大のポイトンはそこではありません。
ベースとなっている事業はダイヤモンドのブライダルジュエリーですが、国内のパイ、全体の需要というのは若年層人口が減少し、成婚数も減っている状況下では伸びません。少ないパイの奪い合いという点でもここは相応の強みを発揮するとは思いますが、企業の今後の成長は海外展開の成否にかかっていると言えます。もしここが会社の計画どおりに進展すれば、株価は居所を大きく変えることになるでしょう。海外といっても進出しているのは、まずは台湾、香港、上海といった地域で、そこからアジア全般へと広げていく計画のようです。

果たして、日本型のプライダルジュエリー事業がアジア諸国でどう受け止められ、受け入れられるのか、ここが最大のポイントかと思います。可能性、ポテンシャルはかなり高いように思うのですが、私自身はまったく素人ですので、引き続きこの点を中心に考えていきます。

つちづく。

 

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