盲教育史の手ざわり: 「人間の尊厳」を求めて
お世話になった方の著作です。図書館にあったので借りて見せてもらいました。
非常に丁寧に資料などにあたられ、専門書ではなく一般の人にもわかりやすいような平易な文章で、盲教育の歴史と関わる様々な事例や人々が紹介されています。
私自身はほとんどが知らないことばかりでした。文末の出典や文献の一覧もとても丁寧です。大変な労作かと思います。
これは今後のこうした分野の研究の基礎文献、基礎資料となるものかと思います。分野としてはニッチなものでしょうが、非常に意義深いものかと思います。
私自身、現役でフルタイムで仕事をしていた時はよく、実践記録のようなレポートを書いていました。そうしたものを体系的にもっと深めてきちんとまとめてみたかったなという思いがちょっとあります。
昔のレポートを見ると、なにかその頃のことが生き生きと思い出されます。