SUBARU LEVORG STI 試乗(3)走行
SUBARU LEVORG STI 試乗(3)走行
ということで走行です。
本格的な山道とまではいきませんが、ちょっと曲がりくねった林の中の道とか坂道などを走ってみます。新車購入検討とかの時はいつもこの同じところを走るようにしています。
Pブレーキがかかった状態から、軽くアクセルを踏むとPが解除されて動き出します。
まあ、基本的に静かでスムーズ。視界もアクセラと大差ないこともあって違和感なし。車体もそんなに大きすぎる感じはしません。実際、そんなに大きくないと思います。
トンネルの中や坂道などで軽くアクセルを踏むと、軽快にスーッと加速していく感じがあり、印象としては重厚というよりも軽いなーと思いました。
この車はコンフォートからスポーツ+まで、4段階ぐらいプリセットされた車の状態を選択できます。
以前の車のスポーツモードは、単に低いギアで高回転まで引っ張るようなシフトパターンにするというぐらいのことでしたが、LEVORGだと、エンジンのシフト等もですが、サスペンション、ハンドリング、エアコンまで、多面的な制御がされ、しかも、自分の好みの設定を記憶させておくこともできます。コンフォートとスポーツ+では、明らかに特性が異なり、違う車みたいです。実際、設定が違う車ということなのですが。
今日はスポーツモードで走ることが多かったですが、ハンドリングは安定し、ロールは少なく、そもそも水平対向エンジンなので重心は低く、SUVのように着座位置が高いということもなくということで、キビキビと気持ちよく曲がったような林の中の道も走れました。パドルシフトの反応も悪くないです。
全体に走りはスポーティーで非常にいいです。以前のSUBARUのCVTはなにか最初の加速感等が鈍いという印象があったのですが、まったくそんなことはありません。この軽快感はかなり魅力的で、現在乗っているアクセラのビッグトルクのディーゼルターボとは違う気持ちよさがあります。
今のアクセラの2.2Dは2000回転ぐらいから最大トルクが出ますので、その力強さというのはLEVORGよりもあるようにも感じました。ただ、7年落ちのアクセラには、このLEVORGの軽快感や俊敏さのようなものはないですね。エンジン特性も違いますし、7年前の車なので、そりゃそうでしょうけど。
LEVORGはもちろん高速道路などでは運転支援も含めてクルーズコントロールの楽ちんな運転も可能ということになります。
その時に状況やこちらの気分などに応じて、車の特性を変えられ、走りを変えられる、これはこの車の魅力になってますね。
次はSUBARUではFORESTER・ターボに乗せてもらう予定です。但し、マイナー後の新しいクルマではなく、これまでのモデルですが。走りの性格はマイナー後も変わらないということでしたので、9月初旬にはまたFORESTERの試乗もさせてもらおうと思っています。