注意! こんな「やらかし」をしないように 優待クロス、優待取得(2)

注意! こんな「やらかし」をしないように 優待クロス、優待取得(2)

・家族分まで信用売しているのに現物を取得したのは自分だけ

これは先日あったケースです。信用口座があるのが自分だけで、家族は現物だけで取引しているような場合、信用売は私がして、現物は家族それぞれが買ってもらうような形をとる可能性がありますが、結局、自分が多い株数のクロスしているだけで、家族の現物株取得がない。これだと本来なら、その該当家族分のクロスで優待が来るはずが本人1名義、しかもしなくてもよい多い株数のクロスでコストを余計に払ったということで終わってしまいます。
本人分のみの取引で完結している場合は、この「やらかし」はないですが、家族全体であれこれ考えるとこういうミスの可能性も出てきます。

・優待内容の確認が不十分 これはわりとあります

まず、優待が廃止になっている場合。もちろん企業からは事前にアナウンスがあり、後出しで優待が廃止されるような例は原則としてないと思いますが、廃止に気がついていないことがあります。ネット上の優待情報も古い情報のままで更新が遅れている、あるいは更新がされないようなことがありますから、本来はその該当企業のIR情報を確認するのが基本です。

次に優待内容が変更になっている場合。これは優待の中味の変更、該当株数の変更、長期のみに限定するという変更等色々な形があります。最近は長期のみに限定するというところが増えているように思います。これらのIR情報での告知はありますので、それで確認するのが基本でしょう。

・決済せずにそのままポジジョンが残っている

これは権利確定後ですが、本来、即座に信用売の現渡や、信用売の決済の買いと現物の売却(信用売からの現渡)などでポジジョンを解消しなければならないのに、それを忘れていて口座のポジジョンがそのまま残ってしまっているというミスです。
これはそんなに長い期間とかいうのはないけれど、1日とか2日の場合はあったのではないかな。不必要に貸株料のコストがかかってきますので、きちんなと確認して決済しておくということにつきます。

最近はエクセルで各月の優待クロスの状況一覧のシートを作成して、それをチェックしながら漏れがないように注文するようにはしています。

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