IPO 4378CINC 事業内容、業績、需給 悪くないでしょう
IPO 4378CINC 日興主幹事当落結果は? ブログに書く時は・・・
上記に書いていますが、IPOの方は主幹事日興でCINICが優遇当選しています。
で、FISCOのレポートをざらっと見ておきました。最近は当選してももとの目論見書まできちんと確認せず、このFISCOレポートですませてしまうことが多いです。
始業内容は、デジタルマーケティングの調査・分析・運用・改善ツール「Keywordmap」シリーズの開発・販売、DX(デジタルトランスフォーメーション)コンサルティングサービスの提供
となっていて、今風のDX関連。業績はここ3年ほど、3億程度ずつ順次売上が増加しており、2021.10は1.1億ほどの純利益予想となっています。極めて高い成長性とまでは言えませんし、売上、利益の規模とも現状はそんなに大きくはないですが、順調。
需給的には社長、副社長がほとんどの株式を保有しており、VC等はなく、IPO後には公募・売出の100万株弱以上の株式が売られる可能性はないです。
プラス面
・今日的な課題な即したDX関連の事業内容
・トップライン、利益とも伸び、最高益更新の予想。
・需給的にVC等の売りはなく、しまった状態
・仮条件の上限で公開価格は決定
・他に同日同時上場する銘柄はない、その後もIPOが集中するようなことはない
マイナス面
・IPOマーケットが不安定。初値買い資金が以前ほど入らず、初値水準も低めになりがち。初値、公開価格を維持できない銘柄も多い。
・売上、利益の規模がまださして大きくなく、主要な事業内容が同業他社等と比較してどれだけ有利性があるのかなど、事業内容とその成長性についての見通しをしっかり持つ、判断することができにくい。4173(株)WACULが類似企業として挙げられていたが、株価動向はふるわない。但し、売上、利益ではすでに4173(株)WACULよりは規模的にうわまわっており、WACULも業績がふるわないわけではない。
というようなことで、10/26の上場日時点での地合いがどうかということにも大きく左右はされそうですが、相応に有望感は高いように見えます。
初値売りの後は需給状況から上値がそこそこあるようにも思われ、セカンダリー参戦も積極的に考えてもよいかという感じがします。