3480(株)ジェイ・エス・ビー 株主総会でこれを聞いてみましょうか 2

3480(株)ジェイ・エス・ビー 株主総会でこれを聞いてみましょうか 2

今日のPFはさすがにキーエンスも反発し、全体で+95万程度と今年では最大の上昇となりました。但し、なお水面下ですが・・。

さて、ジェイ・エス・ビーの化豚思想界ですが、IRの現状認識と課題意識、具体的重点方策についても聞いてみたいところです。

ここのIRはよくいえば慎重ともとれますが、どうも率直さに欠ける印象が強いのです。サイトのフォームから質問を送っても一週間まったくリアクションなしということもありました。こうした点については去年の株主総会で指摘しています。その後はそんなに問い合わせ等はしてませんが、印象そのものは変わっていません。システムディなんかは、わりと率直に、かつ迅速に、社長自らが返信してくれたりするのと対照的です。

ここはネットの活用も含めてIRの様々な取り組みをしていないことはないですし、現在はコロナ蔓延の状況下で控えているところもあるのでしょうが、個人向けのIRセミナーも以前は実施していました。投資のきっかけも、確か日本証券アナリストのセミナーでここのことを聞いたことだと思います。

が、知名度はどう考えても高いとは言えません。

個人投資家でも「ジェイ・エス・ビー」の名前で即座に学生マンションの運営、管理等とすぐつながってわかる人というのは非常に少ないです。まあカードのJCBと間違われるか、株に詳しい人だとJSRと間違われたりします。JSRは半導体材料等の化学系の会社ですね。

で、事業内容をあれこれ説明しても、賃貸物件の管理などそんなに伸びるとは思えない、若年層人口が減少し学生数も減少するから、全体のパイそのものが縮小し成長性に疑問があるというイメージでとらえられがちです。

実際のところは4年間で売上も利益も1.5倍程度に伸びていますし、学生対象の物件の管理等は独自のノウハウや参入障壁もあり、学生数もいきなり急激に減少するようなことはないのです。

株価の方は2022.10の会社予想EPS363円に対して、今日の終値だと3,095円、PERは8.5倍にすぎません。せめて10倍程度までは評価が高まってほしいものだと思いますが、そのためには株価の刺激剤的な意味のカタリスト、触媒が必要かと思います。

これまで継続してきているようなIRの取り組みは、さらに強み、独自性を理解してもらうような工夫を強めながら継続するという前提でですが、

・大幅な増配 連結配当性向30%。当面、特に事情がなければ現金の大幅増配の方を考える。

・すでに2020.5に実施されており株価は東証基準の1単元50万円以下ではありますが、さらに流動性の向上、売買のしやすさなども意識しての1:2の株式分割

・京都本社であること、各大学の当局や生協などとのつながりが強いことを生かしたような、単にクオカードを配るといったことではない、自社の事業を理解してもらうことができ、ユニークで注目されやすいような株主優待の設定、例えば、京都&大学グッズ優待カタログとかいったようなものをつくる。長期で株主になってほしいということがあれば、長期優遇、あるいは長期保有者のみに限定した優待といった形に移行していくのでもよい

などを考えて実施すればどうかと思います。

ということで、IRについての現状認識と問題意識、具体的な方策の重点等について聞いてみましょうか。

どこまで発言が許されるかということもあると思いますが、まあ、あまり質問とかする人もいないので、これぐらいは言えるかもしれません。

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