3804(株)システム ディ 株主総会 事業内容、業績(2)

ここの総会のよいところは事後に会社説明会をしてくれることです。株主対象のIRセミナーのようなものです。

お仕事で来ないといけないから来ている、機関投資家さん系の方とか、関係者系の方なんかはこうした説明会などがあってもそこまで残らず退席されるようなこともあるのですが、ここは総会が終了しても、だいたいの方が事後の説明会まで残られる印象があります。

また総会参加者の中には直接面識はないですが、京都や大阪のIRセミナーでよくお見かけする方が複数名おられました。なんとなく同志感覚があって心強い感じがします。この方らは私よりも年配でしたが、ここの総会には私よりも若い個人投資家と見受けられる方が、どうだろう10名弱程度は来られていたと思います。ジェイ・エス・ビーの方は、個人投資家の方は5名程度で、すべて私よりも年配のように見える方だけでした。

で、総会でも数名の方が質問されていましたが、この説明会の後は、参加者の方からの質問がひっきりなしに続くのです。総会というのはオフィシャルな形式にそったものですが、説明会の方はフランクな感じもあり質問さやすいということもあるのでしょう。私自身も説明会の方で質問しました。時間の関係もあって一定のところまでで質問回答は終了するという進行をされていました。質問等はホームページからも可能で、ここはIRに何か聞くと、社長みずからがサッとコメントしてくれる印象が強いです。

ジェイ・エス・ビーはここも逆で、以前には問い合わせをしても一週間なんの音沙汰もないということもありましたし(ここは前年の株主総会で批判)、今回の総会等のことを書いたURLを知らせても、特になにか返信を求めたりはしていませんが、なんの返信、レスポンスもありません。まあ「素人がなに言ってるんだか」と内心は思っても(^_^;、とりあえず「貴重なご意見」云々と一言返信ぐらいするのが普通だと思うのですが。

システムディに戻ると、その質問のほとんどが、会社の事業内容についてはそれぞれ相応の理解をした上での当を得たものばかりだったように思います。ここらも「上場市場はプライムですか、スタンダードですか」といった初歩的な質問が出ていたジェイ・エス・ビーとは対照的でした。かたやジャズダック、かたや東証一部からプライムへという企業ですが、この差はなんでしょう・・・。

今回の説明会で示された資料は、以前のものと比較すればビジュアル的にやや工夫され改善されたところがあったように思います。株主対象の説明会であればこれでよいと思うのですが、一般の個人投資家、それも相応に高齢、たとえば70台半ばぐらいまでの方にはイメージをもって理解してもらいやすいような資料になっていたかといえば、そこはまだ改善の余地がかなりあるようには思いました。これをさらっと見ただけでは、高齢の方はよくわからない部分というのがかなり多いでしょう。

ここの事業、業績そのものは堅調、堅実に成長を継続していると思えるものでした。が、それは逆の言い方をすれば、相応に予想できる範疇におさまるもので、そこを超えていくような意外感のあるものとまでは言えません。現状で投資対象に加えてもよいとも思えますし、業績予想はそれなりに控えめに確実に達成可能と思われるラインで示しているようにも思えるので、一定の上方修正も期待できるのではないかと思っています。ただ、それはそんなに大幅なものにはならないのかなという印象でした。

社長のコメントの中では、シェアを取りに行く、コロナの状況下から積極的に営業もしていくということを強調されることが多かったように思います。

その反映として、来期予想は売上高の伸びと比較して、営業利益、経常利益の伸びの方の比率が低いのです。つまり、営業に必要な販管費の増加も当初から見込みながら(これは目先的には利益率が若干低下する要因)、新規の契約、フローの部分の積み上げを強くめざしそこを強化していこうとする姿勢がうかがわれました。

こうした新規契約は以降の年度ではストック契約の部分の増加につながるということになります。ストック部分は契約の解除がなければ原則として継続されていくものであり、以後の業績の基盤となるものです。この基盤部分の拡大と収益化が、さらなるフロー獲得のもととなっていくわけで、ここのところはこうした好循環が継続して業績を伸ばしてきたと言えます。実はこのスタイルはエスプールの障がい者就労支援事業と同じです。

経営の効率性の面では売上高営業利益率20%というのを目標にしています。営業活動の制限等がない通常の状態の中で安定的にこの数字を達成するのは、現在のここの事業形態の中ではそんなに簡単なことではないようです。ビジネスのストック化やクラウドによるソフトウェア提供などをさらに推進するとしても、ここの数字をここから極端に大きく上昇させていようなことはそもそも考えていないというか目標としてそぐわない、そうなるとすればそれは別のビジネス、地平というような言い方もされていたと思います。

逆にいえば、ここから2-3年ぐらいは今のビジネスのスタイルで相応の成長はあるでしょうが、そのペースはそんなに大きなものにはならない、この期間にその後の内容的にも質的にも異なった次のステージのビジネス、企業への転換の萌芽があり、それを育てていけるような形に進めればいいのかなと感じました。

これがうまくいけば株価の上昇、時価総額の大きな上昇も期待できましょう。ただ具体的にこれがどんなもの、方向になるのかのイメージはまだ持てません。

個人的にはここはそこそこ安いところで買っており、保有数も500株程度ですので、応援はしている地元企業として気軽に保有を継続し、場合によっては買い増しも検討したいと思っています。

つづく。

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