1:10程度の比率での株式分割のお願いとそれと関わっての質問←キーエンス株主総会 質問文案

キーエンスの株主総会での質問案

当然想定される内容の質問だと思いますが、回答のしかた、言い方に興味ありというところです。

「1:10程度の比率での株式分割のお願いとそれと関わっての質問です。

ご存じのように東証は

「個人投資家が投資しやすい環境を整備するために、望ましい投資単位として5万円以上50万円未満という水準を明示しています。

また、上場内国株券の発行者に対して、望ましい投資単位の水準以上(50万円以上)で株式が売買されている場合には、事業年度経過後3か月以内に、5万円以上50万円未満の水準へ移行するための、当該発行者の投資単位の引下げに関する考え方及び方針等を開示するよう義務付けています。

上場内国会社は、投資単位が5万円以上50万円未満となるよう、当該水準への移行及びその維持に努力することとされています。

上記の規定があるため、例年、御社でも,テンプレート的な3行程度の簡潔なリリースが出されていますね。

が、御社の場合、昨年から株価の下落があるとはいえ、1株5万円程度の株価で1単元では500万円前後が必要となります。個人投資家には、これはとても売買しやすい金額とは言えません。まず、現在のこの1単元の投資に必要な金額の水準について御社ではどのように考えておられるのでしょうか。

現時点で1:10程度の比率での株式分割があれば、およそ1単元が50万程度となり、東証の示す水準にそった形になりますので、この程度の比率での株式分割をお願いしたいと思います。

また、現在まで東証に上場していながら東証の示す水準を事実上無視して、意図をもって形式的に高い株価を保つ形をとっていますが、そのことのメリットや意味はなんでしょうか。なぜこのようにしているのでしょうか。

また、例えば1:10の比率で株式分割を行えば、その分、株主が増加し、そのことによるコストや手間の増加ということが見込まれますが、それ以外で東証の示す水準に近い形で株式分割を行うことのデメリットとしてどのようなことがあると考えているのか、率直な見解をお知らせいただきたいと思います。」

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