IPO 7794イーディーピー ポジティブ要因・ネガティブ要因(2)成長性

IPO 7794イーディーピー ポジティブ要因・ネガティブ要因(2)成長性

IPO 7794イーディーピー ポジティブ要因・ネガティブ要因(1)新規性

上記で書いたように、ここの事業は可能性としてはかなり応用範囲が広がる、とりわけ半導体製造関連としての切り口というのも期待されます。が、目先は売上の9割弱は宝飾用途の種結晶が占めています。

ただ、もう既にトップラインはここ数年で高い成長を示しており、利益も挙がっています。
4.5億から7億、11億ときて2022.3は15億、2023.3は24億というのがトップライン、売上高の実績と予想です。

経常利益は0.19億から0.74億、2.7億ときて2022.3は5.2億、2023.3は7.3億の実績と予想です。

既に黒字体質が確立しており、2023.3予想での経常利益/売上高率は30.5%で、自社で製造設備を持つ製造業としてはこの利益率は高いです。

なお、6235オプトランで同様の利益率は20%程度です。5384フジミインコーポレーテッドでも20%程度です。

また、類似企業として6140旭ダイヤモンド工業や6971京セラが挙げられていますが、これらの企業は比較対象にはなりません。6140はダイヤモンドを使った工具等を製造しており、ここにとっては製品の販売や協業の対象かと思います(なので株主にもなっている)。京セラは人工宝石などが事業としてちょっとあるというだけで比較対象にはなりません。

この利益率の高さの原因、今後、設備投資などが進み製造能力が拡大していく中でトップライン、利益、利益率がどう変化するかというあたりはちょっと長い目での投資のポイントかと思います。

なお、ここの取引高に占める外貨建の取引の割合は2021年3月期で87.5%です。で、今期業績予想は想定為替レートを1ドル=110円設定で換算しています。現段階での外貨建の取引の割合と為替変動の業績への感応度がどの程度かは不明ですが、単純にこの円安の部分での業績の上方修正の可能性は高そうです。

つまり、トップライン、経常利益の伸び、利益率の高さといった基本的な部分での成長性への高評価が可能で、バイオ創薬のように当面は赤字が継続し事業が成功する可能性を見通すことが難しかったり、既に研究段階、実証プラントから事業としての立ち上がりは見せているが利益水準を云々するレベルにはまだない9212GEIなどよりもビジネスモデル的に進んだ、完成された段階にあると考えられます。そして、ここからさらに成長を加速させることが期待されます。つまり、投資のタイミング、ステージとしては相応の安心感、投資適格性があるように思われます。

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