7794イーディーピー 「新工場稼働開始のお知らせ」 さて新工場の生産能力は?

7794イーディーピー 新工場稼働開始のお知らせ

下記のリリースがありました。

新工場稼働開始のお知らせ
稼働開始は予定どおりですが、上記リリースの中には以下の文言があります。

「新工場(島工場)は、計画通り 2023 年3月期第3四半期において全面的に稼働できる見込みとなっています。なお、上述の生産効率の向上と種結晶サイズの大型化は、新工場(島工場)にも適用でき、2023 年3月期第3四半期以降も継続できる見込みであります。」

「本件は、2023 年3月期の業績予想に織り込み済みです。」

2022.3に出された有価証券報告書では、この新工場の生産能力は計画として「完成後の増加能力(千円/月)67,500 38.8%」という数字が挙げられています。

が、上記の文言にあるとおり、その後、単に機械を導入するということでなく、既存設備を含めた生産効率の向上がすすめられ、その成果も出ています。

つまり、有価証券報告書の数字よりも実際はかなり大幅に生産能力(の計画)は上振れ、アップしているはずで、その上振れした数字、計画をもとに業績予想も出されていると思われます。

問題はこの程度がどれぐらいかということです。というのは、ここは製品の需要、それも高価格で売れる大型の種結晶の需要が強く、とにかく作れば作るだけ売れていく状況で、生産能力の上限が売上、利益に即座に直結する事業状況となっているからです。

また、中期的にはさらに大型の種結晶の試作にも成功しており、原石市場への参入も計画されています。これが本格的に製品化されてくれば収益にも貢献があるでしょう。

明日、Webで決算説明会があります。質問が可能な形なのかどうかよくわからないですが、以下のようなことを聞ければ聞いてみましょうか。

「新工場の生産能力は、当初の計画よりも高まっていると思うが、どの程度の生産能力を前提として業績予想を出しているのか。当初計画からどの程度生産能力は向上するのか。」

「東証からの要請も来ていると思うが、株式分割の実施についてはどう考えているか。2023.3で1:10程度の分割をして、東証の示す50万の基準を軽くクリアする程度の形にしてもらいたいと思うが・・。配当の実施はどうか。上場企業として若干の現金配当を実施しておくことは相応の意味があると思うが。」

「試作に成功している大型種結晶の商品化や原石市場への参入はいつ頃にどうなりそうか。次年度は収益に貢献してくる可能性はあるか。」

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