PF銘柄四季報拾い読み(6)8421信金中金・8591オリックス

PF銘柄四季報拾い読み(6)8421信金中金・8591オリックス

前場で買った大阪有機化学工業は、後場の寄りで一回売却しております。小銭チャリーン、1,800円ほどプラス。
また明日、買うかもしれません。

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8421信金中金

ここが上場しているのは株式ではなく議決権のない優先出資証券というものです。
なので四季報でも通常の株式の個別銘柄のところには掲載されていません。2030ページ、日銀の隣に掲載されています。REITと同様1/4ページで業績等へのコメントはありません。

といっても、取引は株式と同様に可能で配当や優待もあります。ただ、日々の出来高はごくわずかで一般的な銘柄とは言いかねるところもあります。

事業内容は「信金のための信金」といったところで不良債権も些少、経営は安定的です。ここのところ価格は珍しく上昇傾向で堅調です。以前のチャートはべちゃーと横に伸びているだけで値動きが乏しかったのですが。配当は安定的に6,500円となっていて、時価配当利回りは2%前半です。

ここの上場は2000年。実はこの時以来、2口はずっと保有を継続しています。投資を開始して数年して新規上場時に買って、それ以来20年以上ということになります。3口になると優待がカタログギフトにアップするということもあって途中で買い増しして3口の保有を継続中です。

感覚としてはここは債券のような感じで保有を継続しているような印象があるところです。そんなに高くないとはいえ安定配当があるので、その分買いコストは下がっており、カタログギフト優待も悪くありません。ディフェンシブで攻めの成長株投資とは全く異なりますが、特に売却する意味がありません。

8591オリックス
ここは家族で100株ずつ保有しています。NISAで長期保有している場合もあります。
リースからということなんでしょうが、現状としてはここはイメージはもう総合商社と重なるところがあります。そのため、事業ポートフォリオが幅広くて、いったいどこでどう稼いでいてどこが厳しいのか、瞬時には把握できませんし、なかなか見通しも持ちにくいです。

個人投資家にとっては優待廃止が話題になりましたが、今年、来年はまで優待があります。実はここを買う時は珍しく優待の有無も判断材料として、配当+優待利回りということを考えました。四季報で見るとここの株主は75万人(!)います。優待の発送も、この数そのものではないにしろ、膨大ではありますね。ある意味、ここの優待設定は「大成功」であり、それ故、公平の原則等から見れば「問題」でもあったわけです。なので、優待廃止はある意味「英断」とも理解されます。個人的には残念感も納得感もある、致し方なしというところでしょうか。

ただ、優待がなくなってもここは配当利回りが高い銘柄です。PFにこうしたセクターの組み入れが少ないこともあり、信金中金と同様、特に売却する意味がありません。保有継続方針です。

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