エンターテインメントとしての株主総会・キーエンス 議事・質疑応答(1)

エンターテインメントとしての株主総会・キーエンス 議事・質疑応答(1)

定刻の9時半から総会開始。中田社長が議長として進行。まず監査役からの報告。

その後は事業報告等ですが、事業報告のところは基本的には事前に配布されている資料を読み上げるのみで追加的な説明やプロジェクターでの資料の投影等はありません。

その後、質疑応答へ移行。以後の記録はメモをもとにしてもので、当方で整理した質問内容と回答の概要のため、不正確な部分があるかもしれません。

Q.高槻という場所ででどこー行くったらいいのかわかりにくい。時間も9時半ということで早い。せめて10時にしてほしい。
  配当の増額を。

A.総会の場所、時間については今後にむけての参考の意見として検討をすすめる。
  配当については内部留保も確保して上での安定配当を基本と考えている。今後、慎重に検討をすすめる。

これは私の前の方の席におられた高齢の方の質問で、既に受付のところでも場所がわからない、遠い等なにか言っておられました。

遠方から総会参加を楽しみにして来られたようです。隣の方と「商社の株もあれこれ持っていて・・」云々とか「これしか楽しみがないし・・」云々と言っておられ、個人投資家として株式投資に取り組みをそれを楽しんでおられる様子でした。昨今の株高で気分もよいのかなと思いました。

確かに、既に書いたようにこの場所は株主総会の場所としては「異色」です。比較的規模の小さい企業であれば自社の会議室などで株主総会を実施される場合もあるでしょうが、日本で3位の株式時価総額の超巨大企業の株主総会はもっと利便性がよい場所で、また時間も少しゆっくりめに開始されてもよい、というか、ホテルなどを活用
してそのようにされているところの方が多いでしょう。逆にいえば、無駄なところには人も金も使わない合理性を重視するキーエンスらしさが体現されているとも言えます。個人的には、こうした会場での株主総会実施は木ほんんてきに羽特に問題がなく好ましいと感じました。

が、確かに道案内の社員さんも少なく、阪急の駅からはそんなに遠くもないですが、JRの駅からは徒歩で15分くらい一本道ではないコースを歩く必要もあり、ここらはもうちょっと配慮があってもよいでしょう。

Q.昨今、チャットGPTや生成AIなどが広がってきているが、業績を伸ばすことに活用するようなことは考えているか。具体的なところは?。

A.AIの技術革新の中で様々なサービスが広がり、世の中が大きく変わる可能性がある。FA(ファクトリーオートメーション)の分野でも、ものづくりの中で必要とされることが変化し、それが当社にとってのチャンスとなる可能性もある。

こうした様々な社会、顧客の状況の変化に対応して、適切な理解、対応をし、それにそった製品の開発、提案をすすめていく、それが全社的に徹底してできるのがキーエンスなんでしょう。まあ、「普通」の製造業ではない、いわば先回りコンサル的な営業姿勢、表に出てこない本当の顧客の要望まで汲み取るようなスタンスというのはよく言われるところですよね。

次、私の質問。

つづく。

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