織田有楽斎展/京都文化博物館

ということで展覧会です。

「織田有楽斎」は「おだうらくさい」と読みます。京都の有楽町の地名はこの人に由来するという説があるそうです。

茶人ということてずが、私は全然知りませんでした。が、この人、織田信長の弟でもともとは武人だったんですね。ただ、本能寺の変の時は信長の長男が自害したのに自分は逃げのび、それで「卑怯」云々の汚名を着せられることがあったようです。展覧会ではそうではないという(逃げて生き延びたのは事実)言い訳めいた解説があったりして面白かったです。

で、この有楽斎、その後は豊臣家に仕え、大坂夏の陣の前には豊臣家を離れ、以後は茶人として生きることを中心に過ごしたようです。まあ、激動の時代を生き抜いた人ではあったわけですね。

展示は様々な文書、茶道具、障壁画などが多数展示されていました。文書はいずれも簡単に現代語訳がそえられていて、なかなか面白かったです。直前になっての茶会へのお誘いの文書とか、逆に体調が悪くて参加を遠慮する旨の文書とか。「ちょっとお茶会するから来ない?」「うーん、行きたいねんけど、ちょっと体調悪いねん」みたいな感じでしょうか。

当時の茶会は上流階級の人々にとっては、そんなにフォーマルなものでもなく、ちょっとした楽しみ、あるいはたしなみのようなものだったのか?。

あと、茶碗とか茶入れなんかは見てそれなりに「ほー」とか思うのですが、相変わらず茶杓はわかりません・・・。なんか箱に入って名前がつけられたりしている「名品」だったりするようですが・・。ちょっと曲がった細い竹ですやん。

この展覧会はチケットが当たってなかったら来ていない系です。が、あれこれ勉強になったり考えたりすることもあり、悪くなかったですね。

ということで、ちょっと日銀京都支店の建物の方をのぞいできましょうか。

 

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