IRセミナー評価 和田興産、システムディ、大阪有機化学工業、オンコリスバイオファーマ、日本ピラー、リニカル
和田興産、システムディ、大阪有機化学工業、オンコリスバイオファーマ、日本ピラー、リニカル。
先週のIRセミナー6社。一言。
和田興産☆☆★★★
下記のとおり。
神戸周辺で強み。成長性には疑問。コスト高止まりと金利上昇懸念。
システムディ☆☆☆★★
クラウドによるソフトウェア提供による高効率化とサポート契約によるストック化での収益安定、この基本路線はほぼ確立した感あり。教育分野はさらに伸びしろがありそう。
着実だが、急成長はない。流動性等課題も。保有継続。
大阪有機化学工業☆☆☆★★
半導体レジストの材料で強み。アクリル酸エステルで幅広く製品を展開。半導体減速の中でも大規模整備投資をすすめている点は好感。
こういう特定の素材で強みを持つものづくり系はわりと好き。第一稀元素とか扶桑化学工業とか。
日本ピラー工業☆☆☆★★
フッ素樹脂での半導体製造装置の継手パイプで圧倒的強み。原材料高が厳しいか。大阪有機化学工業との比較だと大阪有機化学工業をとりたいが、ここも独自の強みは評価。
オンコリスバイオファーマ☆☆★★★
ウィルスの力を癌治療の薬につなげるという発想はすばらしく、承認申請に向けて前進はしている模様。但し従来からこうした赤字創薬系のベンチャーは投資対象に含めていない。通常の投資とは別の発想が必要。事業の社会的意義、意味は大きいがやはり中心的な投資対象にはならないというか、しない。こうした事業への興味関心を持続させるためにごくわずか保有してみるというのはあるかも。
リニカル☆★★★★
プレゼンが下手、治験は創薬そのものとは異なり着実さは感じるが、自社事業が治験のどの部分をどう担い、その強み、課題がどこにあるのか、さっぱり伝わらなかった。