6564ミダックホールディングス 今後の管理型最終処分場の計画についてIRさんに聞いてみた

6564ミダックホールディングス 今後の管理型最終処分場の計画についてIRさんに聞いてみた

回答の要旨は以下です。

・東日本エリアに2カ所の管理型最終処分場の計画があるということですが、目標としてはいつ頃の開業をめざしていますか。既に用地取得済みということですから、方向性だけでなく具体化に向けての動きが着実に進行しつつあると理解してよいのでしょうか。

・現段階では開業予定時期の開示はしていない。
・地形測量・地質調査を既に完了し、現在は環境調査の実施段階にある。
・進捗状況としては許可取得に向け順調に推移。
・今後さらに計画が進み、開業時期等の詳細を伝えることが出来る時機になれば改めて公表。

 

・奥山の杜クリーンセンターが2022.2に開業されていますが、ここの場合、設置計画から開業までおよそどれぐらいの期間が必要だったのでしょう。

・奥山の杜クリーンセンターに関しては、開業までに10年以上を要した。
・理由は、最終処分場の中でも大規模な施設であることや、計画中に東日本大震災が発生したことなど。
・地元住民の方々にも安心してもらえるように1年掛かる地盤調査を2種類実施し、説明にも十分な時間をかけ許可取得を果たした。
・施設規模にもよるが、一般的には許可取得に3~8年程度かかると言わる。

・2019.3-2022.3までの設備投資の金額を見ると、年度により差があり、2022.3は36億と金額が多くなっていますが、これは奥山の杜クリーンセンター開業に向けての投資金額が増加した点が大きいのでしょうか。それ以外の部分でも金額増加の要因がありましたか。

・奥山の杜クリーンセンターの第1期工事に係る投資が大半。

 

・今後、東日本エリアに複数の最終処分場をつくるとなるとそのための設備投資の金額が大きくなることが考えられると思いますが、今後5年間で150億、年間30億程度の設備投資の計画は上記の管理型最終処分場設置の分も相応に含んでの計画ということでしょうか。東日本エリアの処分場の設置が決定しそこへの投資が本格化する段階ではさらに計画されている設備投資の金額が上積みされる可能性が高いのでしょうか。

・現在公表している5年間150億円の投資計画においては、東日本エリアの最終処分場に係る投資は含まれていない。
投資計画の主なものとしては、奥山の杜クリーンセンターの第2期~4期工事、2026年4月以降に開業を予定している新規水処理施設に係る投資。

・東日本エリアの最終処分場に係る設備投資は、別途発生する予定。

ということで、ほぼ事前にイメージしていたような回答でした。

ここの成長はやはり目先的には比較的小規模な同業他社のM&A等による規模拡大、中期的には関東地方の最終処分場新設がポイントのように感じられます。

昨今の建築関係資材の急激な上昇や輸送コスト等の上昇によって新設の処分場のコストもかなり上昇する可能性があり、これらの投資が本格化する段階では一時的に収益にかなり影響が出ることもありそうです。

そのあたりも勘案しながらですが、全体として高い収益率を継続することができるのかどうかというあたりをまた注目しておきます。

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