読了 鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐

鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐
クリエーター情報なし
KADOKAWA/角川書店

終盤、ちょっと解説的なところが多くなり、まあ、土曜ワイド劇場でつかまった犯人が自分の犯行を解説する場面ほどひどくもないですが、ややもたれる感がありました。

そこを一気にまとめてでなく、物語の進行の中にちりばめながらすすめてほしかったという気はしますが。

あと、登場人物とか部族の名前とかがスッと頭に入ってきません。最初のところに登場人物一覧はあるのですが、それぞれの関係性、つながりみたいなのが
俯瞰的、包括的にとらえにくく、「えーと、どういう関係だつたかなー」というところ多数。
このあたりは読書好きの小学生あたりの方が簡単にとらえるのかもしれません。

サエという登場人物は、テレビドラマの「精霊の守り人」の影響から、どうも綾瀬はるかが頭にうかんでしまいます。意外に蒼井優でもいいかも。
宮崎あおいはちょっと違う役で。

いや、やはりラストがいいですよね。「郷には戻りません」というところね。あまり書くとネタバラになるのでやめておきますが。

高村薫さんの「レディ・ジョーカー」は、なんか非常に重たいものが沈殿するような読後感がありましたが、
こちらは、燦々と輝いているわけではないけれど、消えずに燃え続ける希望の灯が見えるような読後感です。

なかなかよかったです。

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