3480ジェイ・エス・ビー 企業の魅力と株式の魅力のなさのアンバランス=非効率性は投資のチャンスか?

3480ジェイ・エス・ビー 企業の魅力と株式の魅力のなさのアンバランス=非効率性は投資のチャンスか?

学生向け賃貸マンションの企画開発・仲介・運営管理のジェイ・エス・ビー、本日株主総会に参加してきましたが、やはり最近感じていることを再確認することになったという気がしています。

それは表題のとおりで、企業の魅力と株式の魅力のなさのアンバランスということです。

事業内容、業績

下記にも書きましたが、学生向け賃貸マンションの企画開発・仲介・運営管理は、一見、なにか新規性もなく、成長性にも疑問があるような印象があるかもしれませんが、実態としては売上高も、それに伴う利益も、着実に増加をしてきており、事業内容からいきなりの高成長は望めないものの、このコロナ禍の中でも着実に業績を伸ばしてきている堅実さは相応の評価に値すると考えています。

3480ジェイ・エス・ビー 相応の可能性や強み

株式

一方、株式の方はどうでしょうか。ヤフーファイナンスはこちらです。

・株価の方は昨年の12月に上場来高値の3,675円をつけています。但し、日経平均やTOPIXと比較して明らかに指数をアウトパフォームしているわけではなく、まあ指数並みという程度で、それ以上に上昇しているわけではない。

・予想PERは12倍ちょっとというところです。 事業内容が類似している8908毎日コムネットは予想PER16倍程度なので、ここだけの比較では毎日コムネットの方が高評価ということになります。なお、8908毎日コムネットは2021.5は減収減益の見通しでこれです。

・配当は28円程度で、時価での配当利回りは0.9%程度と高いとは言えない。以前は連結配当性向20%の目標を掲げていたが、業績からは十分可能なように見える自社が掲げた目標に即した現金配当を出さずに株主還元の目標そのものを総還元性向20%に変更している。この経過には疑問あり。

 また、そもそも、自社株買いも含めた総還元性向20%という水準は株主還元の比率としては低い。東証一部平均、不動産セクターとの比較でも低いし、毎日コムネットは配当性向35%。もちろん、今後の成長のための新規物件への投資などの資金需要はあろうが、ここは30%程度の総還元性向は十分可能であろうと思うところ。←この点について株主総会で質問しています。

・株主優待は設定されていない。以前にIRに聞いてみたところでは、長期的に株主として支援してほしいといった意向が強そうなコメントがあったように思う。

・株式の流動性は2020.5に1:2の分割もされているが、流動性、出来高は必ずしも十分とは言えない。スッスッと若干の出来高で100円以上株価が動くようなことはわりとよく見られる。

・1単位が30万以上で、東証の示す基準の50万円の範囲内ではあるが、個人投資家が気軽に売買しやすい水準とも言い難い。

・なにせ知名度が低い。一般の個人投資家でジェイ・エス・ビーといってすぐわかる人は少ない。JCBとかJSRと間違われる。←ここも株主総会で質問。

・IRに質問等をしてもレスポンスが悪かったり、回答が形式的と感じることがあり、率直さ、丁寧さに欠ける印象だったことがある(いつも必ずこうということではないが)。←株主総会で要望

ということで、業績が堅調なわりには指数以上に大幅に上昇しているわけではなく、PER的にもそんなに高いところまで評価されていない。配当利回りは低く、株主還元も自社株買い等を含めても20%で高くはなく、株主優待はない。知名度は高いともいえず、流動性も高くない。

これが株式の状況。

さて、こうした非効率性、不十分さがあるところは投資対象としてどうなのか?。逆に言えば、この状況、現状が前提となっての株価ということであれば、ここが改善されればそれは株価にも反映される可能性がかなりあるとも考えられ、そう考えるなら現在は投資のチャンスになるかもしれません。

なお、以前の日経ビジネスの記事がこちらに掲載されています。また会社サイトには株主総会を経過したということで、新しい株主通信が掲載されています。

つづく。

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