7794イーディーピー 個人の意識はやはりいつもトレンドフォロー 自分の軸と具体的ストラテジー

ということで、最近の最大の関心事、7794イーディーピーです。

まあ、グロースの小型株では時々あったりしますが、株価は今年になってジェットコースターののぼり、意外な高速でガタゴトガタゴトと頂上まできたと思ったら、そこから超高速で一気に急降下です。

ということで、ここのyahoo掲示板をちょっとのぞいて、実は久しぶりにそういうところにちょっとコメントしてみたりもしたのですが(←もうこういうところのガチャガチャのバトル的なことに本格参加する意欲はなし)面白いというか、やはり個人投資家の意識というのは全体としては昔も今もそんなに変わらない、それはトレンドフォロー、騰がり出すとさらにもっと騰がるかということで極めて楽天的になり掲示板もそうした書き込みが増加し、逆に一気に下落しそれが続くとなるとネガティブな材料を推測も含めてことさら強調し売り煽り的なコメントなどもまじえて悲観的な書き込みであふれるという状況です。

もちろん、それぞれの局面でいろんな思惑なり判断で逆のことが書かれていることもありますが、まあ、雰囲気とかコメントの数というのはやはりトレンドフォローになります。で、この短期的トレンドが反転すると、不利になって黙っていたもう一方の側が「だから言ったじゃないか」みたいにまた勢いを盛り返すというわけです。

こういう構図そのものは私が株式投資をはじめた20年以上前と特に変わることはないし、さらにずーっとさかのぼってもあてはまる、つまり人の心理のかなり普遍的な部分でのよくある傾向ということなのだと思います。

こうした時に必要となるのはやはり自分の側の評価軸と具体的な投資プラン、売買プラン、そのストラテジーで、そうしたものがないと私自身かつてIPO銘柄の売買等で何度もしていると思いますが、なんとなく雰囲気に流されて、わけのわからない付和雷同的な売買をしてしまいがちになります。そして、あとで、いやー、なんであんな売買をしてしまったかねー・・と後悔したりするということです。

自分自身の評価軸とかストラテジーがあっても、当然、その思惑通りにことがすすむとは限りません。というか、まさに思ったとおりになる場合など少ないので、その時々でポジティブな方向、ネガティブな方向、両方でどうなったらどうするというイメージを持ち、時々の情報でそれを修正しつつ対応することが重要かと思います(←自戒)。

書いたように私自身のここの現在のポジジョンは保有190株、買いコスト実質4650円程度です。時価評価損益は+158万程度ですから、単にIPOで当選して初値前後で売却しセカンダリーでの微益を追加して終了するような形と比較して、この急落を経てもなお十分「優秀」な形になっています。

ここからですが、今のところはまずさらに下落があれば10株買い戻して200株保有に戻します。ここから株価がまた反転してくる状況になればまた直近の単元未満株売買と同様に一定の比率、値幅を刻んで売り上がっていきますし、ファンダメンタルズ的に想定外の状況での下落では、「ただ株」「恩株」となるような株数を残して一度、売却してしまうというのもあります。

ただ、今のところ、別にここの事業なり、会社が示す説明やその方針そのものについて、ベースのところでの疑義が生じているわけではありませんので、とりあえず事実に即して判断するということを基本に楽しんでここの状況を見ていこうと思います。

なお、ここのIRのあり方については、当初、非常に実直で丁寧という印象が強かったのですが、ここのところは不適切さや不手際が目立つようにも思います。

一つは決算発表と同時に出された下方修正とかかわって、同日に決算説明資料を出さなかったことです。善意にとれば丁寧に正確に最終の資料の確認等をしてということだったかもいれませんが、小幅とはいえ予想していないところでの下方修正ですから、その説明は短文のコメントの決算短信だけでは尽くしたとはいえず、やはり同日の詳しい資料提示が必要だったでしょう。

また、大株主の株式売却のリリースも、文書だけではなんのことかよくわからず、「なんだかわからない」ことが不安感を増幅させ、それが株価下落を加速させたところもあるかと思います。単に筆頭株主のロックアップや業績に直接の影響はないことを書き添えるだけでなく、どこまでできたかはわからないですが、可能な部分でネガティブなことでも具体的な状況や理由等をそえての説明があった方が適切だったかと思います。

この売却のリリースは、なにもわからない個人だとその分の株がどんどん市場に出てきて売り一辺倒になるようなイメージでとらえたりする場合もありますしね。実際はブロックトレードは株式はまとめて市場外で売却する株主から買う株主へ渡る形で、市場で売りがあふれるわけではありません。というか、そうした混乱等を避けるための対応です。

IRにはこうした点について改善の要望もサイトから伝えています。まあ、上場して1年未満で、少人数の体制で取り組んでいることでしょうから、なにもかも最初から適切にということができないのも、それはそうかなと思います。しかし、まあ雰囲気にのせられて高値で株式を購入して大きな損失になっている人もいるでしょうから、そういう人は「なにやってくれてんねん!」という意識になるのも、それはそうだろうなとは思います。もちろんそれぞれの売買は、違法なことがないという前提で、自己責任であることは言うまでもないですが。

あと、IRには機関投資家向け説明会の質疑応答の内容もサイトで示してくれるように依頼していますが、実現していません。機関投資家向け説明会での説明内容はサイトにも掲載されている資料をもとにしたものでしょうが、その後の質疑応答とそれへの回答は参加していない、することができない個人にはわかりません。となると、そこは個人と機関投資家で情報の偏在が起こるということになります。機関投資家自身が調べたこととかその判断ということではなく、会社自身が回答したことについて、そうしたことがあるのは適切とも思われません。会社によっては個人からの質問とその回答についてまでサイトに掲載しているようなところもありますし。

ここは大阪が本社の企業です。株式の保有を継続していれば株主総会に行ってみるのもよさそうです。その場合、総会での質疑というより、総会後に説明会でもしてもらって、そこで時間をとって丁寧に質疑応答や説明をしてもらう方が投資家の立場からは有意義かと思いますので、そういう提案もしてみましょうか。

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