桜の京都・観光案内(9)東山七条周辺

桜の京都・観光案内(9)東山七条周辺

ここからは写真をほとんど撮っていないのでパンフレットなどで紹介します。

百万遍から市バスに乗って東山七条へ。

百万遍のあたりは京大のキャンパスが広がっています。一般公開されているミュージアムがあったり、裏に吉田山があったりします。また機会があれば訪ねたいです。

東山七条でバスをおりて、まずは方広寺と豊国神社へ。方広寺は家康が豊臣に「言いがかり」をつけた方広寺鐘銘事件でよく知られていますが、そもそも豊臣が大仏殿を気づいた巨大寺院で、その敷地は現在の京都国立博物館全体に及ぶようなものでした。そのため、京都国立博物館の西南角の交番は「大仏前」というような名前になっています。

で、現在も残っているその鐘を見ていたのですが、鐘の前にたたずんでいたじいちゃんが写真をもって近づいてきてなにやら話をしだしました。「私の終活で・・・」云々。なんのこと?。つまりは自分で写真を撮ったり研究したりしてきたことを話したい様子。そんなに怪しい方とかメンタル的に??の方でもないようだったので、いや、怪しい方ではありましたが、あれこれお話を聞かせていただきました。写真もいただきました。

豊国神社と豊臣を祀った神社。江戸時代は荒廃していたようですが、明治時代に復興。ここにも伏見城からの移築と言われる建築物あり。豪華な唐門で国宝指定になっているものです。

絵馬がひょうたんの形をしていたり、わらじの形をしていたりするのは豊臣の関係です。ここは宝物館もあり、ものすごい描き込みの大仏殿での祭礼図屏風とか灯籠、書状、はては秀吉の実物の歯まで興味深い展示が多いのですが、施設としては薄暗く、展示環境はよくないのが残念なところです。近くには秀吉が朝鮮出兵の時に持ち帰った「耳」を埋めたという耳塚もあります。京都国立博物館や三十三間堂(蓮華王院)を訪ねる方は多いですが、この方広寺や豊国神社の方まで足を伸ばす方は少ないですね。歴史好きの方なら訪れる価値はある場所かと思います。

で、次はその三十三間堂へ。まあ、建築物としてもこれだけ長いストレートの建物というのはまずないですし、中の千体の観音像や二十八部衆像はもう圧巻です。

自分が就学流行で中学生とか高校生の頃に来てもあまり感じるものはないかもしれませんが、年を経て大人になって再訪してみるとまた感じるものがある場所だと思います。

この三十三間堂周辺は院政の後白河法皇ゆかりの寺院などが多いです。三十三間堂自体がそうですが。

 

夕食は時々行く、イタリアンのイルパッパラルドへ。サイトはこちら。そんなに高くなく、ちょっといい感じでおいしいイタリアンのお店でおすすめです。

ということで、この日はここまで。

つづく。次回、最終。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です