名証IR EXPO 2024 6564ミダックホールディングス またちょっと買ってみました

名証IR EXPO 2024 6564ミダックホールディングス

ここは昨年の名証のこのイベントでブースで話をしてきて、事後にIRさんの方に問い合わせもしたりしてちょっと売買してみた銘柄ですが、今年もまた話を聞いて帰ってきてから週明けにまた100株買ってみました。

株価はそんなに勢いがあるような推移ではないですが、今年、話をしてきても印象は変わりません。

あ、今回、こんなんいただきました。去年はミニ扇風機でしたが、これは風が弱すぎてちょっと空気を動かすぐらいのものだったので、今回の方が嬉しいです(^_^;。これは災害持ち出し袋か自動車のポケットに入れておきましょう。

ここは基本的には現在は東海地方を中心とした産廃処理の業者さんです。

評価点・特徴

運搬を含む産廃処理の各段階を一気通貫で同社のみで処理できる体制が従来から事業をすすめている東海地域では構築できている。

全般に営業利益率が高い。単年だけでなく、何年にもわたり30%台の後半を維持している。これは同業他社よりもかなり高い。

・上記の理由はさきにあげた一気通貫の廃棄物処理の体制を確立していることに加え、比較的最近に完成した最終処分場への受入量が増加していることが貢献している。廃棄物処理はそれぞれの過程で行う事業の内容が異なり、それに伴って利益率も異なっている。このことは去年の下記の記事に記載した通り。

6594ミダックホールディングス なぜ利益率が高い? 最終処分場への投資はいくら必要?

・M&Aで近隣の同業の廃棄物処理の中の特定の分野を扱う業者をグループに取り込み、最初に書いた一気通貫の体制を強化し事業エリアを広げている。

関東地方に大規模な最終処分場の新設をめざしている。既に具体的にその取り組みをすすめている。基本的に最終処分場のキャパは足りなくなってきていて、新設、増設が必要な状況がある。

・女性の社長さんで、世襲などではなく元々は同社の顧問税理士から取締役を経て社長に就任している。

・新しい分野の取り組みもすすめている。「ミダック、佐賀大学と共同研究 微細藻類の医薬活用で」など。

課題、リスク要因等
・利益も伸びているが配当性向は10%程度で増配してきているとはいえ配当は10円。時価での配当利回りは低く、事業拡大を優先している印象。

関東地方での最終処分場建設がどう具体的に進むかは見通せない。許認可が必要で環境アセスメント、周辺住民への理解等ハードルは高い。だからこそ、ここは参入障壁にはなるのだが。

一般的には計画から3~8年程度かかる場合が多いとのことだった。建築コストや人件費がかなり高騰しており、金利上昇による負担の増加懸念もある。一度完成してしまえば高収益の事業となる可能性は高いがそこに至るまでが大変。というか、さらに大変になってきている印象。

・許認可が必要で様々な法的規制があり、環境汚染等につながるような事故、不適切な対応などがあると事業をすすめるにあたって大きな支障が生じるような可能性もある。

といったようなことですが、産業廃棄物処理というと、3K的で利益もなかなかあがりづらく、中小企業が多いといった勝手なイメージとはかなり異なり、全体として成長戦略をしっかり持ち高い収益力を保っているという点で注目に値するようなところはなお多いと思っています。

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