ポートフォリオ組入銘柄シリーズ(5)9434ソフトバンク

ポートフォリオ組入銘柄シリーズ(5)9434ソフトバンク

PF内時価評価額2位となっているのが約300万の時価評価額のソフトバンクです。

単にIPO配分残り 高配当利回り

ここが300万もあるというのは、基本的には単にIPOでもらった株数のうちそれなりの比率がなお手元に残っているということにすぎません。結果的にそうなってしまっているが、消極的には別にさして悪いということもなく、独自のポジジョンの意味もないことはないというあたりですね。

実質的にはファンド、投資信託状態の本体のソフトバンクグループではなくて、通信の方のソフトバンクはベースの事業基盤そのものは相応に確立しており、一定の利益を稼ぎ出す力というのは継続的にあると思います。

で、利益のほとんどを配当としてソフトバンググループの方に返している感じで、当然、これは同時に保有している個人投資家にも高い配当利回りで利益を還元しているということになります。

時価での配当利回りは6%を超えていますが、手取りで5%の配当利回りということにすると、ここだけで年間15万円の配当ということになり、これは個別の保有銘柄としては最大のものになります。

実質的には、企業としての成長に伴う株価の上昇を期待する成長株投資ではなく、いわば債券的に、価格は上昇せずとも多く下落することなく、安定的に高い配当利回りでの配当を出し続けてくれればそれでよいというところもあります。

「変」な値動きをする銘柄をPFに組み入れる意味

ここを保有されている方には自明のことだと思いますが、この銘柄の株価の動きは「変」です。

というのは、TOPIXや日経平均と逆、これらが下げている時に少し上昇しているようなこともあり、逆に全体があげている時には下落している時が多いような印象があります。

いつもこうだとなると、完全の逆相関ということになりますが、印象としてはそういうところが強くても、実際は指数と同方向の値動きのこともあります。

で、ベータ値はどうかというと、日経に載っているのを見るとその数値は

+0.03

となっていました。これは日経平均と比較してどうかということですから、逆相関にはなっていないが、ほとんど指数と関係ないような株価の動きということになります。

となるとどうなるかというと、PF全体で見ると、これはこの銘柄を組み入れていることにより時価評価の総額としては値動きの幅がおだやか、小さめになる方向の意味があるということになります。これ自体は別によくもわるくもないですが、独自のキャラクターがあるとは言えましょう。

 

 

ベスト10ぐらいまでの銘柄 赤字は既に記載したもの。

01 6861キーエンス 600
02 9434ソフトバンク 300

03 8876リログループ 220
04 2471エスプール 125

04 3480ジェイ・エス・ビー 111
04 5384フジミインコーポレーテッド 110
04 7203トヨタ 105
04 9602東宝 102

09 4502武田薬品工業 76
09 6235オプトラン 77
09 6645オムロン 75
09 4503アステラス製薬 70
09 3804システム ディ 69

09 6594日本電産 62

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