7794イーディーピー 宝飾用LGDでの収益復活の可能性
一昨年にIPOに当選して以来細かく売買を重ね、今は持ち株はないですが、確定利益は135万ほど。配当はないですが、ここに高めの貸株金利分の利益が加算されます。
去年は株主総会にも行ってあれこれ聞いたりもしてみました。
業績的にはIPO直後の絶好調状態から一転、顧客の状況変化、半導体等先端材料の輸出規制、主要顧客のイスラエルの状況等の様々なネガティブな外部要因の変化があり、主力商品の輸出を「自主停止」するといった対応もあり、数字は大きく悪化、四半期的には赤字にもなっています。
そもそもここは人工ダイヤモンドを半導体等のデバイスに活用することをめざしての研究からスタートした企業でそのウエハの開発もすすめていますが、サイズ的にデバイスの量産につながるようなものの開発にまでは至っておらず、時折、関連の製品開発のニュース等があると株価は少し上昇したりすることはあるものの、現段階では収益改善につながるようなことではないため、株価はまたすぐ下落してしまいます。
宝飾用の大型LGD種結晶の新製品、また原石やさらに川下の企業とのアライアンス、資本参加等、本格的に業績の改善につながるような具体的な動きがあれば、また買い戻しも考えたいと思っているのですが、どうでしょう。
基本的に小型の宝飾用種結晶は商売にならないでしょう。大型の方はなお世界的にトップの水準の製品だとは思いますが、顧客の需要動向や価格動向はどうか。
IPO時から課題、方向性として示されていた、一歩川下へ進んだ原石市場への進出の具体的な計画はどうなのか。
材料性としてのデバイスへの展開、開発ではなく、収益に直接つながる部分の動向を注視し、株主権利も取っていますのでまた株主総会へも行ってみようかと思っています。